ものすごい毒を吐くんですが
まっとうなんですよね、意見が。
でもたとえヘボで手抜きでダラダラ演奏していても
オケとしてプロとして使用に耐える(笑)レベルに
なるまでにどのくらい研鑽を積んだかと思うと
「じゃあそんなに言うなら自分で演奏してみろよ」と
皮肉のひとつも言いたくなります。
しかし!
「だからこそ」ちゃんと演奏してほしいって思いも
あるじゃないですか。
クラッシクが好きで。
それなしでは本当に生きていけないほど好きで、
生きる支えになっているときにテキトーな演奏で
ごまかされたら本気で腹が立つでしょう。
著者はどこからつっこまれても反論の余地がない
ほどクラッシクに耽溺し、当代一流の独断と
偏見で鮮やかに評価してみせています。
形に残るのは怖いことです。
消え行く演奏をここまで鮮明に文章化し
明晰で論拠の明確な批評であらわすのは
並大抵のことではありません。
オトモダチになんか決してなれそうはないですが
これからもこの著者の意見は信じられると思います。
ボタボタ涙を流しながら読みました。