科学者として、物事の判断において、とりわけ色眼鏡で見ないこと、常にフェアな目で見ることを心掛けている。
この手の本は両極端なことが多く、肯定派は良い面だけを見て、否定派は悪い面だけを見て考察していることが非常に多いと感じていたが、
この本はそういった「頭ごなしの否定」がなく、とてもフェアだと感じた。全否定は無きにしも非ずだが、しっかりと科学の目を持って考察している。
もともと栄養士であるためなのだか、使う相手である人間に関する知識に乏しいところがあり、わずかに首を傾げるような部分も見受けられるが、
専門家へのための本ではないため、特に問題にはならないだろう。
全てをイメージだけで捉えてしまい、文章をしっかり読まない・話をしっかり聞かないタイプの多い日本人では、逆にサプリメント崇拝者から
単に食品崇拝者になってしまう可能性もあると感じた。
これは本に問題があるのでは、もちろん無く、日本の国民性によるものだろう。特にサプリメントに興味のある人にはこのような人が多いように思う。
従って、本を読む前に「否定される理由を理解する」ことを頭に入れておいた方がよいだろう。
読み終わった後に、「いらない健康食品の名前だけ」が頭に残っただけと言うことの無いように注意していただきたい。