遊び人瓢六と北町奉行所同心弥左衛門の捕り物帳第二段。
サブストリーはお袖、八重を中心に描かれて相変わらず色っぽく、
あくじゃれシリーズの持ち味に。
本作から瓢六は牢から放たれ、晴れて自由の身になっている。
瓦版を売ってみたり、わけありの母子をかくまってみたり、
1作目(「あくじゃれ」)のある種荒唐無稽な設定から、
連作捕物帳ものの王道に近づいてきており、
読みやすくなった。
前作では匂っていた主人公瓢六の悪党面は影を潜め、
完全な正義のヒーローキャラに変わっている。
脇役も個性的に動き回り、人気シリーズとなる条件はそろった感がある。
欲を言えば、相棒の弥左衛門はもう少ししっかりしてほしいような・・・。
瓢六とのバランスなのだろうが、もっとタフガイでもいいと思う。