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こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)
 
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こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫) [単行本]

アーシュラ・K. ル=グウィン , ゲイル・ギャラティ , Ursula K. Le Guin , 清水 真砂子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 714 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ゲドが“影”と戦ってから数年後、アースシーの世界では、島々の間に争いが絶えない。ゲドは、平和をもたらす力をもつエレス・アクベの腕環を求めて、アチュアンの墓所へおもむき、暗黒の地下迷宮を守る大巫女の少女アルハと出会う。中学以上。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ル=グウィン,アーシュラ・K.
1929~。アメリカの作家。カリフォルニア州バークレー生まれ。父は文化人類学者A.L.クローバー、母は『イシ―北米最後の野生インディアン』の著者シオドーラ・クローバー。『闇の左手』をはじめとする大人向けのSF作品でヒューゴー賞、ネピュラ賞など、数々の賞に輝く。「ゲド戦記」シリーズでファン層を飛躍的に広げた

清水 真砂子
1941年、朝鮮生まれ。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 259ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/1/16)
  • ISBN-10: 4001145898
  • ISBN-13: 978-4001145892
  • 発売日: 2009/1/16
  • 商品の寸法: 17 x 11.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:単行本
発行元の岩波書店の本の紹介には「小学6年、中学以上」と書いてあります。でも、ちょっとこれだけでは不親切です。「大人まで」と付け加えましょう。元々小学生の娘に読んでやろうと思って買い始めたのですが、40過ぎのオジサンである私の方がすっかり夢中になってしまい、結局4巻全部買ってしまいました。

本書では、1巻の主人公であったゲドは重要な脇役となり、アチュアンの墓所という全く生気のない世界で「名なきもの」に仕える大巫女となった少女を中心に物語が展開します。盲目的に名なきものに従っていたがゆえに闇への恐れすら知らなかった少女が自律へ向けて味わう苦悩と不安。人間の成長過程が象徴的に示されているように思います。

テーマは重いのですが、アースシーという仮想世界が細かく一貫性を持って記述されるため、難しい事を考えなくても物語の中に引き込まれてしまいます。1巻では魔法や魔法使いの生活、竜の生態といった叙述を面白く読みましたが、この巻では、墓所での生活や地下の大迷宮の探検の叙述を楽しみました。この緻密な世界造形が本シリーズを大人まで楽しめる一級の作品に高めている要因だと思います。独立して読める物語ですが、やはり第1巻から順を追って読まれることをお勧めします。

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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
1巻を読了した人は、まず例外なく2巻を一気に読破するはずです。

1巻はゲドという少年が挫折しながらそれを克服して成長する物語とすれば、2巻はアルハ(テナー)という少女が自立し、自分を確立する物語です。

ル=グィンは女性作家で、心理描写においてはおよそSF作家離れした深みを持っています。1巻に比べると2巻の舞台はスタティックで、アルハの内面描写(心理的葛藤)に多くの時間が割かれますが、これは、実は多くの少女が成長において共通して体験する、「自立への葛藤」を語ったものであると思われます。

アルハの場合、ゲドとの出会いという事件において、「闇」に支配された幼女時代から思春期を通り過ぎて一個の女性までの「羽化」が一気に進行し、巻頭では「客体」であった女の子が一気に「主体」となり、ゲドも含めた2人の命をかけて、自我の確立と自立のための戦いが爆発し、一気呵成に進行していきます。

しかし、テナーの自立への葛藤は、2巻のラスト手前で、もう1ひねり、複雑な展開をします。これはもうそれだから女の子なんだなあ(男は単純だ(^^;))ということで、必見です。

女の子が読めば、物語の暗喩の数々が、親や周囲の束縛から巣立っていく時の自らの不安や葛藤に重なり、思わず同化してしまうだろうと思います。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
多島海アースシーを舞台にしたファンタジ小説、「ゲド戦記」の第二巻。

魔法使いゲドの、若さ故の驕りから黄泉の世界から呼び出してしまった「影」との壮絶な戦いを描いた前作から一転、古代から伝わる神殿とその地下迷宮を舞台にした静謐で冷たい闇の世界の物語となる。

人が住む場所から隔絶した砂漠の中に存する神殿。神殿の巫女となるべく、幼女の頃に親元から離され育った少女テナー。神殿とそれに仕える人々や儀式、神殿の地下に広がる広大な迷宮・・・。厳格な戒律に守られた静謐な世界、地下迷宮の闇、ひんやりとした石の感触まで伝わりそうな緻密でリアリスティックな描写は見事。

そして、物語が中腹を越えたあたりに、地下迷宮への侵入者としてゲドがようやく登場する・・・。

出版形態はジュヴナイルの装丁を施されているが、大人の鑑賞に十二分に耐ええる作品。もちろん児童文学として特A級に秀逸なのは言うまでもない。

できれば「影との戦い」に続き、文庫版も出してもらえるといいのだが・・・。
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『影との戦い』とはかなりテイストが違います 
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投稿日: 2005/4/17 投稿者: fankybassman
見えない敵。
... 続きを読む
投稿日: 2005/2/2 投稿者: 紺碧の飛行人
味わい深くて手放したくない一冊
ゲド戦記シリーズの中で最も怖い、暗い空気が漂うのがこの「こわれた腕環」ではないかと思います。ゲドはなかなか登場せず、「喰らわれしもの」――すべてを犠牲にして闇につ... 続きを読む
投稿日: 2004/9/1 投稿者: mocca*
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投稿日: 2003/8/16 投稿者: WSHsuzu
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投稿日: 2003/7/8 投稿者: mclaire
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