病弱な若だんなと妖が奮闘するしゃばけシリーズの第八作目です。
ある日目覚めると突然目が見えなくなってしまっていた若だんな。原因もわからぬまま、長崎屋の妖達は光を取り戻すための方法を探すために奔走します。
一応、短編で区切られてはいますが、各々の短編では彼らの冒険が様々な視点で語られており、雰囲気としては長編に近いです。
人とは何か、妖とは何か、そして神とはなにか。思えば、しゃばけシリーズでは度々これらを問うてきました。そして、今作では第3の問いに焦点が向けられています。その答えに辿り着いたとき、果たして若だんなは光を取り戻すことはできるのでしょうか。
作者の新しい挑戦が垣間見られる本作は、それでも相変わらずの面白さです。シリーズのファンは元より、初めての方も是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。