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これでいいのだ―赤塚不二夫自叙伝 (文春文庫)
 
 

これでいいのだ―赤塚不二夫自叙伝 (文春文庫) [文庫]

赤塚 不二夫
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「これでいいのだ!」の人生観で波瀾万丈の生涯を楽しんだ不世出の漫画家・赤塚不二夫。そのスピリットは父親から受け継がれたものだった―。旧満州での少年時代、漫画との出会い、伝説のトキワ荘などを綴るこの自叙伝から、破天荒な赤塚ギャグの奥深くに息づく“家族”というテーマが見えてくるのだ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

赤塚 不二夫
漫画家。昭和10年、旧満州生まれ。終戦後帰国。手塚治虫の『ロストワールド』に影響を受け漫画家を志す。31年、『嵐をこえて』でデビュー、石ノ森章太郎、藤子不二雄らが住む東京都豊島区のアパート「トキワ荘」に入居する。「漫画王」に連載した『ナマちゃん』を契機としてギャグ漫画の最前線に躍り出、以降『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』『ギャグゲリラ』など、数々の傑作をものし、「ギャグ漫画の王様」と謳われる。平成10年、紫綬褒章受章。15年には東京都青梅市に青梅赤塚不二夫会館がオープンした。20年8月2日逝去(享年72)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 223ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/10)
  • ISBN-10: 4167753278
  • ISBN-13: 978-4167753276
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TOSHI!! VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
NHK朝ドラ・ゲゲゲの女房からの話題書「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」を読み、赤塚不二夫の自筆の書、ということで
読んでみましたが、内容に驚きました。

“レレレの娘”こと赤塚りえ子さんの、家庭内ドタバタギャグから、さぞかし愉快な家庭物語と思いきや、逆に、満州・旧ソ連国境
近くで憲兵(警察官)の長男として生まれ、当時で言うところの「匪賊討伐」にあたった父君に徹底した人間教育、曲がったことは
しない。人を信じて裏切られても『これでいいのだ』、そして、銃弾飛び交う隣接拠点の襲撃に同行させられたこと。また、斬首
された首を見物したことなど。一見、ハチャメチャと思われがちな筆者の生活の影に、生い立ちからの闇が潜んでいることを実感
させられます。

赤塚ギャグは、スラップッスティックとも言われるように、ある意味シュールで血をみることも多いのですが、何故か母親だけは
その対象にならない、という理由も、自ら述べられているように、ご母堂に愛され続けた筆者ならではのこと。また、凄惨な引揚げ
を乗り越えて帰国した直後に亡くなった妹の影は、デコッパチの妹に擬せられます。やりたい放題に放埒に生きたように見える筆者
が、実は、漫画家としてデビューする、かの有名な「トキワ荘」のエピソードの前までに重点が置かれていて、そこから先はサラリ
とご両親の亡くなるまでを淡々と描いている。爆笑ギャグの根源には、シニカルな視線があって、その裏面を常に漫画家していたと
いうのが感じられます。

同じく満州の官吏の子息から引揚げ体験を持ち、ジフテリアの妹を背負って街じゅうを歩いたという、大藪春彦氏のエピソードとも
繋がります。それを、徹底した体制不信という方向でストレートに燃焼させたのが大藪春彦氏、シニカルに笑いに転換させたのが
赤塚不二夫。本書を読むと、「これでいいのだ」というフレーズに潜む筆者の“突き抜けた”想いがひしひしと感じられます。

ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘
赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぺる
形式:文庫
赤塚不二夫といえば、その日暮らしの人間のようなイメージがあったが、この本を読んで人物像をあらためさせられた。詳しくは読んでいただきたいが、周囲の気配りの塊のような人だということがわかる。読み終わったときは、晩年の話がもっと読みたいとおもったが、最後は寝たきりだったことを思い出した。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aki
形式:文庫
赤塚不二夫の、そしてご両親の波乱万丈の人生。
そして、当時の日本人の生活が
文章のここかしこにちりばめられていて
読むほどに
うちの親父の青春時代の日本が
そのまま映し出されている。
普通の言葉で、普通に・・・
けど、素直に読める自叙伝。
奥さんと死ぬときまで一緒だったとは・・・
すべて「これでいいのだ」と満足して
笑っている著者が眼に浮かぶ(笑)
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
“これでいいのだ”というのは、父親の重い言葉と決意であったと知った。
赤塚不二夫の自叙伝。

これでいいのだ、
という生き方をしていたのは、赤塚不二夫の父であった。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: tane1985
漫画と同様彼の優しさ、真面目さがよく解ります!!!
... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 直いい親父
愛情が育てた天才マンガ家の話なのだ!
冒頭に父と母に感謝のこころを捧げるのだ

とありますが、この一文こそ、本著を要約しているかも

しれません。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: 十満 光一
売れっ子になるまでが大半を占めています。
赤塚不二夫さんのこの自叙伝は、お父さんとお母さんへの思いが全編で綴られています。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/23 投稿者: 街道を行く
これはいいのだ
朴訥な文章で半生を綴る。
それは父母への愛情の告白でもある。
人気漫画家の素の顔を見た気がした。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/4 投稿者: アーリーバード
昭和の子供の自伝
この本は、漫画家赤塚不二夫の自伝というよりも、「昭和の子供」赤塚不二夫の自伝である。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/3 投稿者: 松本和敏
人間・赤塚不二夫のあたたかな“ココロ”にふれてください。
もともとは1993年、日本放送出版協会(NHK出版)から上梓され、ドラマ化もされたもの。基本的に“赤塚不二夫・著”となっている活字本の執筆は他の人にまかせていたと... 続きを読む
投稿日: 2008/10/17 投稿者: しんのじ
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