「まほろまてぃっく」「この醜くも美しい世界」などの流れをくむ、GAINAX制作の「メイドさんモノ」ドタバタギャグアニメ。シリーズ最終巻です。
今巻収録の2話は99%アニメオリジナルです。原作から一気に離脱して"引き"となった前巻を受けて、その流れの収拾と、シリーズ全体に「オチ」をつけているような内容です。
最後にきて「やっぱりきたかー」的に川澄綾子嬢が登場するのが、いかにもGAINAXといった印象で、ある意味安心感があります。どんな形であれ、彼女は欠かせませんよね。杉田多可美の登場は最初から明示されていましたが使われ方は完全にアニメオリジナルです。ただ、少し出番が足りなかったですね。いずみのライバルとして、中盤からちゃんと登場していれば、もっとキャラが活きたと思うのですが…
「これが私の御主人様!?」で始まり「これが私の御主人様!!」でシリーズ完結を迎えた作品です。この微妙な変化こそが、この作品を単なるギャグアニメで終わらせなかった主因ですね。結局最後まで「いずみはいずみ」「みつきはみつき」「義貴は義貴」でしたが(「安奈」の壊れ方は原作をはるかに上回っていましたね…)、それでも各人の心の微妙な揺れをうまく描いていたという印象です。とうとう"ラブコメ"らしくならなかった点や、ラストをドタバタで締めるなど、原作の味をちゃんと出しつつも、アニメとしての見所もしっかり表現した作品になっていたと思います。色々唐突で強引な展開も多かったのですが、視聴するに足る作品に仕上がっていたと思います。