石油にかかわるすべてについて網羅的に語る本。世界と日本、
過去と現在と将来、どれも簡潔かつポイントを押さえて解説さ
れます。
章だては以下の通り。
第1章「世界の原油市場と石油産業」
第2章「日本の石油産業」
第3章「日本の石油製品と流通の仕組み」
第4章「日本の石油化学産業」
第5章「これからの石油産業のゆくえ」
残念な点が一つ。本書には、将来の予想は記述されていますが、
「どうするべき」という観点の記述はまったくありません。
編著者は、“日本エネルギー経済研究所”。裏表紙の紹介通り
「日本でも有数のエネルギー・環境に特化したシンクタンク」
ならば、どういった背景や動機付けを持った団体であるかは
明らかにした上で、提言を最後にして欲しいところでした。
本書は、優れた石油産業のガイドブックです。