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これが現象学だ (講談社現代新書)
 
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これが現象学だ (講談社現代新書) [新書]

谷 徹
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現代哲学の大きな潮流をなす現象学とはそもそも何なのか。空虚になった学問の危機を克服し、人間の直接経験から出発して世界に至る思想の全貌を解説!

あなたと私が現象学だ――現象学の具体的な内容に踏み込む前に、フッサールが好んだ言葉を2つ引いておきたい。ひとつは「自分自身で考える人」(Selbstdenker)という言葉であり、この言葉で、フッサールは自分が尊敬する哲学者を称賛した。もうひとつは「ともに哲学する」(synphilosophein)という言葉であり、この言葉で、フッサールは自分が仲間だと思う人々に呼びかけた。「自分自身で……」と「ともに……」という2つの言葉は、一見すると、互いに矛盾するように思われるかもしれない。ところが、そうではない。
……彼は1916年にフライブルク大学に移り、そこで若きハイデガーと出会った。しばらくしてフッサールはハイデガーの哲学的・現象学的な素質の大きさに気づく。彼は真に「ともに哲学する」パートナーを見つけたと信じた。彼はハイデガーに言った。「あなたと私が現象学だ」――本書

内容(「BOOK」データベースより)

現代哲学の大きな潮流をなす現象学とはそもそも何なのか。空虚になった学問の危機を克服し、人間の直接経験から出発して世界に至る思想の全貌を解説。

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/11/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061496352
  • ISBN-13: 978-4061496354
  • 発売日: 2002/11/15
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
大部の研究書も出されていて定評のある谷先生だけに,非常にわかりやすかったです.現象学的還元についても,具体例を交えながら明瞭に解説されているように思いました.特に,他の本ではそれほど触れられていない,フッサールの論理・数学の哲学についてある程度解説してある点は貴重だと思いました.(一つ気になる点としては「形式主義=数学は単なる意味を持たない記号のゲーム」となっており,いわゆる現代の数学の哲学における形式主義,すなわちヒルベルトによる形式主義について全く触れられていない点です.現象学の本なので,重要ではないかもしれませんが,気になったので指摘させていただきました.)又,具体例が非常に豊富なことも理解のし易さを助けているのだと思います.個人的には,具体例の殆どが物理的な対象であったのですが,こうしたフッサールの認識論的枠組みを数学的対象や論理的対象といった,時間・空間を超えている(ように思える)対象に関して応用した場合にはどれほどの可能性を秘めているのか,という点についてもっと書いてあるとさらによかったと思います.何故なら,物理的対象に関する知識・認識の枠組みと,数学的・論理的対象に関する知識・認識の枠組みは,(少なくとも分析哲学では)同じものであり得るのか,という問題があるからです.
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 いくつかフッサール関係の入門書を読んだが,一番わかりやすかった。
 わたしには何度みても頭に入りにくいフッサールの哲学のキーワードだが,作者につきそって読み進めていくうちに,人間の魂のどんな有り様や営みを把握しようとして作られたキーワードなのか,追体験的に納得できる。さらに,そのような単語をなにひとつ知らなくても,現象学的に考えることはできるのだということに気づかされる。

 あたりまえのことばかりの日々の生活において,われわれはどんなにすごいことをしているか,と同時に,どんなに驚くべきことを隠ぺいすることによって,驚きとひきかえに,安定した生活世界が手に入れられているのかが,示されてゆく。

 現象学は,哲学の専門的訓練を積んでいないわれわれ素人が,そこらじゅうに転がっている不思議に気づき,手ぶらで不思議の根源に迫って行くのに,とても好都合で自然な哲学ではないかと思う。

 ただ,一番おもしろかったところの1つ,時間や空間が形成される以前の世界の叙述については,こうなっている,と説明されるだけで,こうなっている世界に触れるまでの思考の道のりが描写されているわけではない。だから,読む方としては,現象学的思考のステップを踏まずに,自分で確かめることのできない世界像を知らされることになる。この世界に独力でたどり着くためにどうすればいいのか,本書を読んでみてもわからない。少し残念だが,どうしようもないことなのだろうか。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
数多くある現象学の入門書のうちでも、かなり魅力的なものだと思います。

本書は「現象学とは何か」を平易に示して入門書の役割を果たしているにとどまらず、それを方法論として用い、後のメルロ=ポンティやレヴィナスに引き継がれていく「身体」や「他者」にまで考察を広げています。特に後半は、谷氏自身が、現象学者としてのプライドを見せつけているのも相俟って、示唆的で面白かったです。ただ、分量的に難しいのでしょうが、ハイデガーやシュッツ、シェーラーなど他の現象学者の受容や現象学への批判についても取り上げて良かったかもしれません。とはいえ、満足できる一冊でした。

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現象学の難解さ
・全体像
「絶対なねばならない」

【谷徹】
立命館大学文学部教授。哲学・倫理学専攻。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 雪消ゆうじ
自分には現象学は難しい…
現象学の入門書。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: abemichihiro
決め付けていいのか
フッサールでは無い著者が『これが現象学だ』と決め付けたタイトルをして良いものだろうか。
投稿日: 8か月前 投稿者: ソロシ
あなたと私の現象学
現象学の考え方について、そこで使われる用語の定義を丁寧に解説しながら、順番に手順を踏んでしっかりと説明をしてくれている素晴らしい本。論理の飛躍が無いので、素人でも... 続きを読む
投稿日: 2009/1/5 投稿者: touten2010
これでわかりやすくないのなら、困ったもんだ
 毀誉褒貶いろいろあるもんだなぁとレビューを眺めながら感じていた。... 続きを読む
投稿日: 2008/11/28 投稿者: サチョルナム
ホントにこれが現象学??
「事象そのものへ」向うのが現象学だと序章で言われている(p.14,22)。それゆえ、「これが現象学だ」という題名からして、著者が事象そのものを追求するのだろうと思... 続きを読む
投稿日: 2008/3/1 投稿者: リーマン
これが現象学だと何が嬉しいでしょうか。
現象学の歴史的な役割を、よくわかっていません。
観察対象の系の中の存在である人間には、見えないものがあるはずです。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/2 投稿者: kaizen
フッサール現象学への架橋
本書はフッサール現象学の大枠が示されていて、「現象学」というものをきちんと学ぼうという人には大変ありがたい本です。正統的な入門書だと言えます。しかし、「入門書」と... 続きを読む
投稿日: 2005/6/29 投稿者: 天竜川喬太郎
竹田せいじ氏と比較
谷徹氏のこの本はていねいに書いてあることはありがたく、
読者にできるだけ親切にという、著者の気持ちは伝わってきた。... 続きを読む
投稿日: 2004/11/25 投稿者: ヒカリ
現象学はやっぱり難しい
現象学の初心者が,現象学の概略を掴もうというには,
部分的に本格的なところがある.基本タームはわかったが……….
特に,「第二章... 続きを読む
投稿日: 2004/3/13 投稿者: 弾丸ロケット
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