本の構成は,街を読む,街を比べる,実地調査,街づくりを進める(コンセプトづくりなど)という大きな流れに沿い,写真や図表を使って具体的な手法を紹介している。特筆すべき点は,筆者が40~50もの世界の都市を調べて考案したという「小さな街づくりの基本公式」だ。縦軸に「快適性,生産性,収益性」,横軸に「調和,変化,安全」をとったマトリクスを使って,街の課題や特徴を整理できるようになっている。
このほかにも「コンセプトづくりの公式」など,街づくりの施策を検討するうえで役立つノウハウが随所に散りばめられている。海外の住みやすい街の事例がふんだんに紹介されている点も参考になる。都市計画法などの改正で地方分権が本格化するなか,タイムリーな企画と内容である。 (ブックレビュー社)
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