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これが中国人だ!―日本人が勘違いしている「中国人の思想」 (祥伝社新書 113)
 
 

これが中国人だ!―日本人が勘違いしている「中国人の思想」 (祥伝社新書 113) [新書]

佐久 協
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

中国人はなぜわかりづらいのか。どこが日本人と違うのだろうか。著者は中国人を理解する糸口として、中国思想の歴史をたどります。中国思想で培われた意識や処世術が今の中国人を作ったと考え、中国思想のエッセンスは何かを探っていきます。「中国人に裏切られた」「中国人は信用できない」という声が巷に満ち溢れていますが、それは本当の中国人を知らないからです。
たとえば・・。中国の支配的イデオロギーは儒教でありなどということは誤り。儒教の道徳は中国社会のせいぜい努力目標でしかなかったことがわかります。
複雑な中国の思想を古代から現代までサアーッと楽に読み通せるコンパクトなガイドブックです。一読、「そうだったのか!」と目からウロコが落ちること請け合いです。
日本人は欧米に対するような熱意をもって、中国の思想を知ろうとはしませんでした。そのツケがいま回ってきているのかもしれません。中国と中国人をより身近に感じるための一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

いったい中国人とは何者なのか。彼らは何を考え、何を信じているのだろうか。同じ漢字を使うからといって、中国人は身近な存在ではありません。漢民族には宗教も神もなく、道徳すらも定着しませんでした。儒教は韓国に、仏教は日本に、道教は香港や台湾に逃げ出してしまい、中国は真空状態。絶えず道徳を唱えているのは、道徳が根づいていない証拠です。古代から現代までの中国思想を楽に読み通すために、本書は書かれました。たびかさなる戦乱を生き延びる知恵を、いかに身に付けたのか。その知恵とはいったい何か。一筋縄ではいかない謎の民族・中国人の発想が明かされていきます。日本人の知らない中国人がここに。

登録情報

  • 新書: 232ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2008/4/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396111134
  • ISBN-13: 978-4396111137
  • 発売日: 2008/4/23
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
春秋・戦国時代から現代に至るまでの中国の歴史・思想史を概観することで中国人のメンタリティに迫ろうという試みの書です。高校の時に学んだ筈の世界史を思い出しながら興味深く読みました。(著者が元高校の先生なだけあって、かなり"歴史の教科書"っぽいです)
中華思想を軸として、"宗教"(儒教・道教・仏教・他の宗教・個人崇拝)が如何に政治的に利用されてきたかが詳述されています。「儒教の道徳は中国社会のせいぜい努力目標だった」ということが良く分かります。(王朝が転覆するときに科挙に合格した役人(=儒教に通じている筈の役人)がどう行動したかを読めば、なんて現実主義的な人達なんだ、ということが分かります。日本の"武士道"(例:"赤穂浪士")とは対照的です) 君主自身は儒教なんてそっちのけで自身の不老不死を追求し神仙思想に取りつかれるパターンが繰り返される処が興味深いですね。("ワンマン社長の会社"でも有り勝ちな事態ですが)内政の失敗による不満の捌け口を外国に向けるのも常套手段だったのですね(→今に始まった話ではない)。日本への見方が特に厳しい歴史的理由も理解できました。
「上に政策あれば、下に対策あり」という言葉でも表わされる民間人のメンタリティ(処世術)に関するキーワードも紹介されています:鶏口牛後、面従腹背、人治主義、奸雄好み(人気度:曹操≫劉備)、享楽主義的人生観、徹底した民族意識(←元の支配の影響)、「国民的英雄」vs「国民的売国奴」の創出、「歴史は水に流す」のでなく「歴史は繰り返す(→だから用心せよ)」という歴史観。確かに則天武后と西太后は瓜二つですし、王朝崩壊もかなりパターン化しています。
本書の最後で王朝崩壊のパターンがまとめられ、今後の中国に関するシミュレーションが示されています。今の中国の状況の報道を見る限り、今後20年以内に歴史的変革が起きても不思議ではありません。(2008-10の大イベント後ならいつでも?) その時に慌てるのではなく、過去の歴史を参考にしつつ想定しておくと良いかもしれません。大変参考になりました。

もっと図表・写真があれば読み易かったかも。特に年表や各時代での中国の地図(国境,都市名)などを載せると分かり易い本になった筈で、そこが残念です。(→読者への宿題?)
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形式:新書
中国の儒教や道教などのイデオロギーを中心に黄河文明から現代までをたどった中国史。エピソードも豊富に盛り込まれており、さいごまで飽かずに読み通した。中国人のものの考え方を歴史的な観点から理解したい人には最良の書だろう。著者の博学なことにはびっくりで、これだけの博学を元にした高校での授業はそりゃ確かにおもしろいでしょうね。
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