"Murray N. Rothbard, The Ethics of Libertyの翻訳。リバタリアニズムの法理論体系を提示した最重要文献。自己所有権理論からの演繹的推論に基づく、無政府資本主義擁護の書でもある。第4部のミーゼス批判、ハイエク批判はオーストリア学派内部の多様性をもうかがわせ、興味深い。なお、訳は全体的に読みやすいが、ところどころに誤植、誤訳(論理には影響ない)がある。"
"Walter Block, Defending the Undefendableの超訳。ブロックはオーストリア学派経済学を信奉する無政府資本主義者であり、アイン・ランド、ロスバードから影響を受けている。本書は原文に忠実な翻訳ではなく、賛否両論あろうが、古典的文献なので紹介する。ブロックのはしがきが最も簡明なリバタリアニズム入門となっているので、そこから読み始めよう。祝文庫化。"
"リバタリアン法律家、ジェイコブ・ヒューバート。ミーゼス研究所では、本書はロスバードのFor a New Libertyの後継本と位置づけられており、ウォルター・ブロック、ステファン・キンセラなど、オーストリア学派の辛口アナーキストから絶賛されている。平明な英文で議論状況が的確に整理されている。翻訳が出れば、日本におけるリバタリアニズム入門の定番となるに違いない。$44.95。"
"The Road to Serfdomの翻訳。今一度顧みられるべき。政府からの施しを期待する日本人は、隷属への道を歩んでいることを自覚しているだろうか。美しい言葉のもとに金銭をばらまき、国民に政府への依存心を植え付け支配する、というのが政府のやり方。何でも無料、子供は社会が育てる、補助金ください、で失うものは大きい。財源があるかないかの問題ではなく、自由の問題だ。"
"世界初のリバタリアン、エティエンヌ・ド・ラ・ボエシーはモンテーニュの親友だった人物。本書はボエシーが20代前半に書いたとされる小品、「自発的隷従について(The Discourse of Voluntary Servitude)」を収める。国家権力の起源の解明がテーマ。「国家権力の源はずばり世論である。」世論によって国家権力を直ちに非暴力的に覆すことができることを示唆する。ロスバードの解説付き。"