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これがニーチェだ (講談社現代新書)
 
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これがニーチェだ (講談社現代新書) [新書]

永井 均
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

ニ-チェが問うた真に本質的な問題とは何か哲学とは主張ではない。徹頭徹尾、問いである。〈神の死〉を語り、道徳を批判し、力への意志を説いた希代の哲学者の問いの構造を、見るも鮮やかに抉り出す快著。

内容(「BOOK」データベースより)

哲学は主張ではない。問いの空間の設定である。ニーチェが提起した三つの空間を読み解く、画期的考察―。

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061494015
  • ISBN-13: 978-4061494015
  • 発売日: 1998/5/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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43 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ニーチェに対する深い共感から、「自分のニーチェ」を語る。ニーチェを解剖する手さばきは、ニーチェのそれのように鋭く、容赦が無い。ニーチェの哲学の姿勢を絶賛しながらも、ニーチェを必要とする人は、強者に憧れる弱者であり、力への意志の人であると断罪する。人生をあるがままに肯定することこそ我々に必要なことであり、人生を価値観と言う泥で汚してはいけない。強さを標榜する人間の本質的な弱さ、と言う逆説。「運命愛=永劫回帰」を、懸命に信じようとするのではなく、率直に肩肘はらずに受け入れられるような在り方、ニーチェの思想を信じるのではなく、思想そのものを実践してしまう生き方。自分が自分であることの奇跡に何の留保も無く感謝できる生き方。ニーチェは深い、そして永井均は鋭い(H14.4.6)。
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65 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 この本は,筆者自身が序文で明言している通り,ニーチェの正しい解釈を提示しようとしているものではありません。あくまでも,筆者がニーチェの中にいわば勝手に読みこんだ,筆者自身の考えが示されているものです。そしてその永井均の考えたことがニーチェの考えたことと結果的に一致しているかどうかは筆者にとってどうでもいいのだということも,これまた筆者が明言している通りです。その本書に対して正しいニーチェ解釈を求めることは,ラーメン屋の看板を掲げている店にはいってキツネうどんを注文するようなものでしょう。ラーメン(=永井均の考えたこと)よりキツネうどん(=ニーチェの思想)のほうが価値があるのだからラーメン屋といえどキツネうどんを置いていないのはケシカランというような,パースペクティブな議論はさておいて,少なくともそれは筆者が提供しようとしているものではないのです。もっとも,ラーメン屋の看板にしては,うどん屋と紛らわしいという批判は当っていることでしょう。

 本書を読んでヨロコブだろうと思われるのは,筆者の考えに興味を持っている人や,或いは筆者同様本当はニーチェなどどうでもよくってとにかく自分の頭で哲学することにこだわってしまう性癖のある人と,いうことになるのでしょう。「ヤマカッコの私」の不代替性にこだわり続けて人目も憚らないという,永井均が罹患しているのと似たような病的傾向のある人になら,この本は間違いなくスゴク面白いものであるはずです。

 発意当初は冗談半分だったとはいえこの本にこんなタイトルをつけるということは,永井均は意外と悪ふざけが好きなのだろうか。本のカバー紙を外してマッチの火にかざすと,タイトルのそばに「あくまでもボクにとっては」とか「なんちゃって」とかの文字があぶり出しになっているに違いない。

このレビューは参考になりましたか?
34 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
思考の開始 2005/7/24
形式:新書
 まず、断っておかねばなりません。僕は研究者ではありません。勝手に趣味としてこの本を「勝手読み」した一学生に過ぎません。

 読んだ第一印象としては、あくまでこの本は「ニーチェを読んで更にそこからどう考えるか?」ということを読者に突きつける本だ、ということが挙げられます。著者自身が最初に断っているように、万人向けの思想を享受するための媒体ではなく、考えるきっかけをつくる媒体だと言えます。換言すれば、著者が書いたことは、自分が自分の思想の喧伝者になるという目的ではなく、自分の考えたことから読者が哲学を始めるきっかけをつくることが目的だと。

 平明な文体で書かれているのですが、だからといって内容が平易かどうかは僕には断言しかねます。哲学って、思うのですが、哲学者と同様の問題意識を共有しないものにとっては、ひどく難解に感じられたり、ひどく共感を呼び起こすこともあるからです。この本は、万人向けではないだけに、恐らく二様に反応は分かれるでしょう。

 僕自身、自分の小さな頭で考えるきっかけを貰いました。ニーチェの思想に興味があり、なおかつ考えることが好きな人にはお勧めできます。

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そしてその撒き餌にひっかかったので、氏の試みは成功したと思う。... 続きを読む
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これが永井だ!
僕は、これ、ニーチェの解説本じゃないと思うんです。ニーチェを永井均さん流に解釈した、永井均の哲学の本だと思います。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 猫のゆりかご
無意味の先にあるもの
本書で著者はニーチェの哲学を通し、神の死=絶対的、普遍的価値観の死であり、その先にこそ自分だけの道があると訴える。特に前半の「なぜ人を殺してはいけないか?」などの... 続きを読む
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良い本だが、入門書ではない。
この本は、永遠回帰などのニーチェの思想について、かなり興味深いことが書かれていると共に、ニーチェ好きな人が陥りやすい誤解や誤信を気付かせてくれます。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/9 投稿者: hyuki
2冊目として
竹田青嗣『ニーチェ入門』よりも著者の独自色が強い。
2冊目以降、多様なニーチェ解釈の一ヴァリエイションを知る目的にはいいと思います。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/13 投稿者: gento
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