古今東西の大災害を引き合いに、「死なずにすんだ命」を救うためにはどうするか、古今東西の災害を引き合いに解説をしている。特に、大雨による土砂災害の解説が詳しく、読み応えがある。「ああ、そんな災害があったなあ」と思い出しつつ読むことができる。
大雨の時に出される「避難勧告」や地震の際の「津波警報」を無視する人が多いが、それがどんな想定で出されているのかの解説が特に読み応えがある。「ゲリラ豪雨の局地的浸水と、台風などで川が氾濫する際では逃げ方が違う。局地的豪雨なら外に出るより2階に避難したほうが安全な場合もあるが、川の破堤が起きたときは、家ごと流されてしまうので、とっとと逃げたほうがよい」のだそうだ。
洪水が起こる場所は決まっている。それを「“床上浸水”ではなく”床下浸水”レベルに押さえ込むこと」が減災である。ジュニア新書ながら内容はとても濃い。防災に関わる人、特に教育関係者は是非読んでおきたい。