著名アナリスト・三浦展による、シェア型の消費や最新事情についてのレポート。
ビジネス書や新聞でも最近良くシェアについて纏めた本です。
シェア事情について、シェアハウス、車や自転車のレンタル、ワークシェアリング
等々、現状を知るには最適かも。でも、中古を買うことも時間差のシェアって。。。
なんか、なんでもかんでもシェアにするのはかなり違和感を感じてしまいました。
更に本書の中で、気になる点が2点。
一つは、本書の中で度々(全体の5分の一くらい?)出てくる著者の会社で行った、
未婚女性への世論調査の詳細がまったく語られていないこと。調査方法、調査内容、
母集団、人数、有効回答率が明確でないので、それを元にして語っても、その信憑
性に怪しさを感じてしまいました。
もう一点は、論拠が不明瞭なことが多いこと。例えば、シェアハウスが広まってい
ることについて「もちろん経済的な理由でシェアハウスを選ぶ人はいるが、もっと
大事なことがある」として、シェアハウスを運営する会社が語るポジティブなイメ
ージを根拠に経済的な理由は小さいと主張します。でも、自分の世論調査結果見て
も年収の違いが明らかなのに。。。データから語るというより、語りたいデータを
探してくる強引さが目に付きます。
著者の本は初めて読みましたが、世論調査を見ながらさも時代をリードしているよ
うに見せかける政治家のような、鼻の効く小者を連想しました。本書は、新しい時
代の予測というより、後追いで見つけた切り口を元に手早く現状を纏めた即席レポート
です。