ビジネス書では定評ある佐々木氏が「リーダーとは」を自身の経験を踏まえて熱く語っている作品。読んだ後に、やはり常識で考えれば至極真っ当なことなんだな・・・と感じた次第だ。その真っ当なこと、すなわち、志を高く持ち、情熱も持ち合わせ、部下を愛し、自身の行動を持って指導、教育にあたり、「教科書」通りではなく「現場が最高の勉強の場」を理解し、その上での判断力・決断力、そして何より行動力に長ける・・・ま、それだけでも大変なことではあるが、偉くなると腰が重くなり、机上の計算と、口だけで行動が伴わない様な「リーダー」も多くみられるなか、部下に厳しくあれど、自分にはそれ以上に厳しさを課し行動を示す・・・という、極、極当然と言えば当然という内容にひどく同感できた次第である。要するに(意味は違うが)リーダーシップのシップ(船)の舵取りの様だと想像する。つまりこの船(という組織)をどこにどうやって進めるのか?その為には船員たちにどうしてもらうべきなのか?そして目的地に辿り着けなかった場合はきちんと責任を取る、それがリーダーなんだなと・・・。それができれば苦労しないと思われる方もいるであろうが、この作品にはそういった事(舵取り)を実際に行っているリーダー達の実例が多く盛り込まれているので、大変参考にもなり、勉強になる作品である。このリーダーにしてこの組織ありきだなという実例を読むだけで「自分にも何か出来そう・・・」と思えただけでも非常に有用な一冊である。この本をプレゼントしたい人が沢山いる・・・と言いたくなる・・・のは蛇足ですね。