雁さんは『のはらのはらの』が、もうとても良くて好きになって、でも次に読んだ『SWAY'IN IN THE AIR』が
私には合わなくて、まず絵がちょっと苦手だったのです。
それでこの作品は結構古いものも含まれているので冒険だったのですが、もう本当に良かったです。
表題作の他は、一本だけ前後編ものがありますが、他は全部短編。中には3ページなんてものまであり、
でもそのどれもこれもが、良いんです。
人を好きになった時の、嬉しくて怖くて不安な、震えるような気持ち。好きな人の一挙手一投足に、迷い
揺さぶられ泣きたい程嬉しくなって。そんな気持ちが、溢れる程のモノローグで綴られていきます。
そのセリフ回しが雁さん独特で。どこかたどたどしくて、でもとても正直で、読んでいて心がほっこり暖かくなります。
本当にどれもこれもいいのですが、あえて一番に挙げるなら『めあたらしい日々』
出会い系で出会った、会社員と高校生の物語。出会い系だろうが、接点0のミスマッチだろうが、純愛に変わりはないのです。