お母さんの姿を探して泣いていた彼らだが、友だちのやさしい心遣いと得意の「かけっこ」でいつものペースを取り戻し、帰るころには「ほいくえん だいすき」になる。その姿は、子どもの集団生活に不安を持つお父さん、お母さん、そして保育園嫌いの子どもの背中をやさしく押してくれるだろう。
絵のあちこちには、著者得意の細かい「遊び」がちりばめられている。少しずつ服装の違う園児たちのなかから、3匹を探すのも楽しい。圧巻なのが、広々とした保育園とそのまわりの田園風景を俯瞰(ふかん)で描いたページ。見ているだけでのんびりとした気分になってくる。(門倉紫麻)
読んであげるなら:2才から
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