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この1冊ですべてがわかる 普天間問題
 
 

この1冊ですべてがわかる 普天間問題 [単行本(ソフトカバー)]

小川 和久
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

普天間飛行場移設問題が14年間も迷走した原因は、ひとえに政治の不在にあったと断言してもかまわない。それを象徴するのが普天間返還の原点である「危険性の除去」です。
日本側が危険性を除去できなかったのは、外務省も防衛省も海兵隊航空部隊の運用に関する基礎知識がなかったためであり、官僚機構に全てを丸投げにした結果なのです。
そのような理由から本書を、政治主導の確立に向けたケーススタディとして読んでいただきたい。

内容(「BOOK」データベースより)

嘉手納統合、グアム移設、海上案は机上の空論!着手1カ月で危険除去は可能だ。米軍基地縮小、世界平和へのロードマップをここに示す。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 118ページ
  • 出版社: ビジネス社 (2010/3/19)
  • ISBN-10: 4828415742
  • ISBN-13: 978-4828415741
  • 発売日: 2010/3/19
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本(ソフトカバー)
沖縄の米軍、沖縄の海兵隊の役割などが分かりやすく説明され、また普天間基地の移転問題についても、SACOから日米合意まで簡潔に紹介され、また嘉手納統合案がどうしてだめなのかなどが簡潔に論じてあります。・・・・・・・そして、小川氏の立場は、1) 日米安保は日本の安全保障に不可欠、2) 沖縄の海兵隊は中国に対して重要な抑止力になっている、3) 普天間は現在の危険を速やかに除去した上で、キャンプシュワブ陸上に移転すべき、というものです。・・・・・全体として、なかなかよくできた本です。普天間問題の入門書としては悪くはありません。・・・・しかし、1990年代からの普天間交渉の経緯を少し知れば、小川氏が不誠実な人に思えるでしょう。・・・・・キャンプシュワブ陸上案というのは90年代からすでに検討されたことがある案であり、1) 現在、実弾演習場なので、そこに飛行場を作れば、実弾演習場の県内移転が問題となる、2) 名護市受け入れ容認の岸本市長、島袋市長も、陸上案は断固として拒否していた、という事情で、採用されなかったのです。この本では、そうした事情は全く説明されません。・・・・・さらに、交渉過程を歪めたという評価もあり、また収賄で逮捕された守屋氏を弁護するなどとなれば、不誠実さはかなりのものとも思えてしまいます。
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20 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 政権交代し普天間飛行場をどこに移転するのかについて迷走する中、そもそも普天間について知ろうと思い読んだ1冊です。

 普天間飛行場ができた経緯や、返還合意に至った背景などの説明

 アメリカ軍の説明や、普天間に展開する海兵隊の説明

などがコンパクトに展開されており、問題の前提を知る上で役立ちます。

 また、解決策として、著者は、嘉手納統合やグアム移設はできない。県内の他の米軍基地エリア(キャンプ・ハンセン)に普天間と同レベルの飛行場を設置し、そこに移転すべきとの主張がなされています。

 ただ、それは単に普天間だけに限らず、米軍基地の整理・統合・縮小に向けた最初の重要なステップと位置付け、「日米関係を壊すことなく、沖縄の軍事基地すべてを廃止する」ことを最終目標にしたロードマップを、日本政府がきちんと作り取り組んでいく必要を主張しています。

 その取り組みに際しては
  ・米軍基地の返還と整理・統合・縮小のさらなる実現
  ・沖縄の経済的自立を可能とする抜本的振興策の立案
  ・アメリカの軍事的プレゼンスの維持

を十分に検討することが必要だとのことです。

 普天間については、とにかく表紙の写真にある通り、飛行場周辺には民家、学校、公民館が張り付き危険な状態にあることから、まずは緊急の危険除去を行うことを訴えていました。本格的な移設先が決まるまでの間、固定翼機・ヘリそれぞれの仮の移駐先を決めて、まずは普天間を使わない状況(ただ、本格的な移設先が完成するまでは普天間飛行場自身は確保)にするべきだということでした。

 返還合意は、自民党政権下、1996年になされたとはいえ、今や14年が経過しています。この責任として著者は、政治の不在、政治の無責任をあげていました。返還は合意したにもかかわらず、危険な状態はそのままに進んだのは、政治の不在、政治の無責任であるというのは、まさにその通りなんだと思います。

 民主党政権に代わり、政治の過剰でこじれていくことに警鐘を鳴らし、その解決にために3つの条件と4つの作業を掲げ、これらを首相が沖縄県民に示した上で、県民に詫びて、県民の理解を得るように求めるべきとの見解が示されています。確かにそうだと思うですが、今やこじれすぎていて、恐らくこの手は手遅れの可能性が高いのではないかと思います。

 <3つの条件>
  '・普天間からの危険性の除去
  '・日米地位協定の改定
  '・沖縄経済の活性化

 <4つの作業>
  '・普天間飛行場の航空機を「仮の移駐先」に移動
  '・日米同盟はベターな選択であることを沖縄県民と確認
  '・沖縄が米軍基地問題を解決する条件を沖縄県民と確認
  '・普天間返還を突破口に、沖縄の未来を展望し、その自立を実現する構想を描き、本格的な移設先を決定

 民主党がどういった結論を出すかは、今後の推移を見守るしかないのですが、普天間について報道の過熱ぶりに惑わされずに、一度冷静になって、現状や歴史、アメリカ軍の関係などを知る必要があると思います。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
必要なのは事実とデータ、我々は普天間基地の何を知っているのか
知ることからはじめねばならないというスタンスにこの本は貫かれている。
だからこの本を読むときには、まず筆者の意見や、感情には目をつむり
普天間基地の事実とデータのみを読み取ることが必要だ。
そうすれば事実とデータのみでは普天間問題が解決しないことがよくわかる。

そういった読み方をしてみた結果、
この問題解決のハザードとして最も大きいのは、基地経済に頼らない『沖縄の経済活性化』
であると僕は考えるにいたったのである。
妙案がないことも大きな問題である。ごめんなさい。
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