藤川桐子さんの漫画を読んだのは、この作品が初めてだったのですが、巧く描いているなと感じました。
ストーリーは、大学進学を機に家を出ようと物件を探していた幹名が、ひょんなことから凛という男性の暮らすゲストハウスで同居生活を始める、というところから始まります。
設定に若干のありきたりさがある感じは否めませんが、その分表情を描くのが巧くて、台詞まわしも巧くて、特に飽きるということもなくスラスラと読めました。派手な絵柄ではないけれど、じわじわと味が染み出てくるような絵だと思います。
濡れ場のシーンは結構淡白、というより控えめで回数も少ないので、激しいものをお求めの方にはおすすめしません。
けれど逆に心理描写などがしっかり成されていたので、それはそれで好感が持てました。
この方の作品を読んだことのない方、割と繊細なBL作品をお探しの方、是非とも一読をおすすめします。