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・「文法の知識が不要なのはインフォーマルな会話の時だけである」(p.159)→どんなにくだけた言い方でも英文法の規則に沿って組み立てられているから英語なのである。著者は、英単語をデタラメに並べたものを「インフォーマルな英語」と見なしているようであるが大きな間違いだ。
・「日本の辞書は、発音の表示に、国際音声記号と呼ばれる日本だけでしか使われない記号を使っている」(p.115)→英語の辞書に関して言えば、国際音声記号(字母)は本家イギリスで使われており、イギリスの出版社が世界中の英語学習者向けに作っている英語辞典でも使われている。使っていないのはアメリカだけである。
・「本、特に文学作品は言語より中身が大切である。翻訳でじっくり中身を味わった方がいい」(p.16)→全世界の作家がこの一節を読んだら激怒するだろう。文学はもちろんプロット、ストーリーも大事だが、作家は技を凝らして表現を工夫しているのである。そしてそれは翻訳で別の言語に移し替えるのが困難な場合が多い。文学作品を読みたいという人に翻訳が良いとアドバイスするのは、その人に楽しみの半分以上を捨てよと言っているに等しい。一体この著者は大阪外語大で何を学んだのだろうか?
評価されている本の中には私自身がレビューした本も含まれているが、観点が全く的はずれでお話にならない。
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