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ネタばれになりますが、文庫の結末は映画とは違うものでした。
私は映画の結末を少し寂しく感じていたので、とても嬉しく思います。
もちろん映画と文庫で変わらなかった結末もあります。
でも変わらなかったことが悪いことかと言われると、
変わらなかったことには、変わらなかっただけの価値がある気がするのです。
それに結末が同じだったから、その過程までが全て同じだったとは限りませんよね。
門司で起きたある出来事が「未来」を変えていたかも知れない。
結末が変わったように、過程だって違う方向に変わっていったかも知れない。
そう思うと、この作品により多くの希望を持つことができました。
私は映画と文庫を通して、この作品が大好きになりました。
ぜひ多くの人に、両方の「この胸いっぱいの愛を」感じてほしいと思います。
SF色が強く、愛するもののために自分の意思で時を超えた原作と違い、偶発的な"事故"で時を越えてしまった主人公たち。これはこれで、心が温かくなる素敵な作品でした。根本に流れているテーマが、"黄泉がえり"を彷彿とさせます。映画を見てもいいかな、という気分になりました。
先に読んで想像を膨らませておいて、映画で確認する、という方法と、映画を見てから読んで確かめる、という方法。どちらかというと、私は前者を薦めますが、それはまあ好みでしょう。
読書が苦手な人でも、テンポよく進むので、読みやすいと思います。
ただ、「クロノス~」に登場する人物と同じ名前で、全く違う性格の人物が何人か登場するので、最初のうちは戸惑いもありました。布川くん、違いすぎです(笑)
それにしても、原作、原作とは違うストーリーの映画、そのノベライズ、原作に忠実に仕上がりそうな、キャラメルボックスの舞台。
同じひとつのものから派生して、4つの味が楽しめ、非常にお得な感じがします。
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