ブルース好きなら文句なしに楽しませていただけるすばらしい音源。強烈なブギーブルース全快です。正式なライブ盤は「BEWARE OF THE DOG」だけだったので今回の音源は非常に嬉しい。このアルバムは各地で行われたライブ音源とスタジオ作品の構成となっている。通常、ライブとスタジオ収録曲がごちゃごちゃに組み込まれてしまったら、せっかくの臨場感やテンションといったものが、陰をひそめちゃうのだが本作に限ってはそんな印象は全くない。まぁHDTがスタジオであろうとライブであろうと演奏スタイルやノリが変わらない素晴らしいミュージシャンであることの証明でもあるかもしれない。いつでも強烈なブギーを放つすごい人だ。バリバリに歪ませた激しいHDTのスライドギター、フィリップスのぶっといバッキングギター(曲によってはソロ担当リードギター)、回転の速いテッドのドラム、このたった3つの楽器だけでこれだけ重厚なブギーブルース音を出すんだから絶句。ベースレスのギター2本で恐ろしい程のヘヴィー音を出している。スタジオ録音曲「WALKING THE CEILIING」ではテッド・ハーヴィの長いソロが聴けるのもファンとしては聞き所。また日本盤のみボーナストラックがありちょっと高くなるけど、この曲も最高に良いので、どうせなら日本盤を手に入れることをお奨めしたいです。