1巻が面白かったので期待していたのだが、本巻はちょっと期待はずれだった。
1巻に比べ「ハードコア」なものが少なく対談が多いのが理由かもしれない。
しかも最も長い対談がラップの歴史と現状についてのものなので、あまりブラック・ミュージックに関心のない向き(私がそうだが)には、「へーそうなのかー」くらいの感想しか持てなかった(もちろんそれはそれで興味深い話もあるのだが。例えば、大陸から奴隷として連れて来られた黒人たちが、己たちのルーツを共有する形で発展したとされる、いわゆる「黒人音楽」などというものが幻想であるとか)。
ニーチェの話が唯一面白かったが、ニーチェをすでに読んでいる者にとって目新しいものはない。
全体的に「内輪っぽい」雰囲気が、ちょっと嫌な感じ。
それこそ「他者」との対話・・緊張感ただよう対談をもう少ししてほしい。
次の大著を期待しましょう(ドゥルーズについてだそうです。本書に書いてありました・・と思うけど)。