- CD (1995/7/5)
- ディスク枚数: 1
- レーベル: EMIミュージック・ジャパン
- 収録時間: 42 分
- ASIN: B00005GLP1
- その他のエディション: MP3 ダウンロード
- おすすめ度: 5つ星のうち 4.5 レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
- Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 43,362位 (音楽のベストセラーを見る)
登録情報
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だが同時に、ロックンロールは添え物程度の役割になり、エッジの無さを嘆くファンも中にはいた。
…今思えば「Don't Wanna Stop」でもその兆候はあったな…
しかし世間一般にはこの変化は快く受け入れられ、「情事」からの好調な売れ行きを持続する結果となった。
これは、その流れから生まれた最後の作品となる。が、前作や前々作のような分かりやすさはここに無い。
なぜなら、「この夜のどこかで」「KISS YOU」「AZABU」のような静かに沈み込むタイプのバラードと、
「Japanese」「幻夜」等の難解さを伴った激しいロックがアルバムの核になっており、従来以上に甘さが無かったから。
そして、アコースティック、バンド主体の絞ったサウンドは、全体に緊張感が張っていて、数回聴いただけではマズ入り込めない。
コアを自負していたファンでさえも、ここで多くが挫折したに違いない。そう思わせるほどの、ふるいとしての徹底ぶり。
しかし、アーティストとして完璧主義を貫いたこの作品は、アダルト「ポップ」路線のアルバムとして、実は最も質が高かった。
OP「この夜のどこかで」~ラスト「AZABU」までの秀逸な曲の流れは、まるで音で織り成す一つの映画のようでもあるし、
聴き手を突き放さんばかりにヒリつくサウンドは、独自のグルーブや透徹した美しさも内包しており、聴くたびに闇をさ迷う感覚に陥る。
間口は狭いが、はまったら抜け出せない。アダルト路線の行き着く先はここだったのか…今になってそう思う、隠れた名作。
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