●主な内容●
・今や世界は「日本破綻」に備え始めている
・今、ドラッカーに何を学ぶべきか?
・ユニクロの英語「社内公用語化」の真意とは?
・「次世代リーダーは外国人」の可能性も
・21世紀のビジネスに「ホーム」も「アウェー」もない
ほか。
●読者特典●
本書巻末に記載されたURLにアクセスいただくと、
大前研一氏ほかの特別映像がご覧いただけます。
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最も参考になったカスタマーレビュー
231 人中、194人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
心地よい激励だが、美点と難点とが分ち難く入り交じっている。,
By 少子化問題に直面しようとしない日本 (さすらいの旅人) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: この国を出よ (単行本)
当書の価値は言及するまでもないが、気になる点が幾つかあるので敢えて星は1つ減らした。政治・経済・人材に触れた各所においてそれぞれ評価すべき点と批判的に見るべき点があると考える。当書の激励に全力で応えつつ、批判的な視点も忘れずに両巨人を超えてゆこうとする「蛮勇」こそ読者に求められている。日本の財政が破綻必至であるとの指摘は正しい。「政治家は口先だけで何も実行していない」とする指摘も正しい。しかし最大のバラマキは子供手当などではなく年金と医療である。予算額を見れば明らかだ。積み立て、納税した額より多く貰おうとするから大赤字になるのだ。(北欧諸国は育児支援に多額の予算を投入して女性就労率を引き上げ、一人当たりGDPを高めている) 日本の経済界にもロールモデルが少ないとの指摘は鋭い。資産課税も現下の状況における最適解だ。しかし「日本の税率が高過ぎてやる気を失わせる」は単なる都市伝説である。オランダ・デンマーク・スウェーデン・オーストリアは日本より所得税・付加価値税ともに日本より重いが、一人当たりGDPはいずれも非常に高い。豪州も実は最高税率が高い。「重税で成長率低下」との仮説は実証研究で否定されている妄言だ。 平気で選挙干渉を行い、小学校の段階でエリート以外の人を切り捨てて教育するシンガポールの陰鬱な側面も忘れてはならない。富裕層を集める税制も、人口小国だからこそダイレクトに効果が出るのである。 単に2007年と2010年とを比較して「若者が海外に出て行こうとしない」と規定するのは間違いだ。歴史的に見て日本人は一気にギアチェンジして変貌する民族である。江戸時代の鎖国から開国へ至る過程を見れば明らかだ。人材はいないのではない。見えていないだけである。輝かしい成功例が出てくれば、ホリエモンの頃の俄起業家ブームと同じく続々と猫も杓子も海を渡ってゆくだろう。 尚、個人的な見解としては、ファーストリテイリングの後継者が見つからない理由は、事業内容の自由度が狭く経営幹部にとって魅力的でないためである(ソフトバンクやユーシンと比較すれば明らかだ)。社内で働くにはイケアの方が何十倍も面白そうだし、事業自体の輝きという点においてはクロスカンパニーの方が遥かに優っている。ファーストリテイリングは単競技に特化されたストイックな強者であるが、数字に現れる強さ以外の理念や哲学、社会をより向上させる多様な価値が見えてこない。つまり、人を惹き付ける力が弱いのだと思う。 『イケアの挑戦 創業者 イングヴァル・カンプラードは語る』
169 人中、135人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
本屋で立ち読みしてから買うべきだった・・・,
By
レビュー対象商品: この国を出よ (単行本)
個人的には駄作だと思いました。前提としては、私は大前さんも柳井さんも尊敬しています。しかし、本としては駄作だと感じます。駄作の理由は大きく3つ。 '1)最終書の結論を先に大きく掲げるべき。 前半はひたすら批判。202ぺーじのうち前半78ぺージ(38.6%)はほとんど政治批判。 政治家の実名、党をあげてボロクソに書いてある。たしかに日本の借金900兆円はひどい。でもそれは誰でも批判できる。 政治批判だけで明確な改善点を前半でまったく提唱していない。大前さん&柳井さんらしくない。そして二人の批判合戦が対談形式でエスカレートしていくだけ。 政治批判はだれでもできる。最終章の”経営改革案”がポイントでしかも大前さんらしいロジカルでいいこと書いてあるのに、短く目立っていない。 大前さんが真剣に考えていないのか、もしくは編集長の思惑なのか、本当に大事なポイントが最終章で簡単にかかれている感じ。残念。 批判しているほうが、本の売上はのびるのだろうか。なんだか安い週刊誌みたい。 最終章には「よい政治家育成」といういいことが書かれている。しかし、大前さんも柳井さんもまぎれもない事実として「人を育てられていない」。 だから説得力が低い。 '2)贅沢な組み合わせ対談方式であるにもかかわらず、質の高い議論になっていない。 普段から議論をすべし、クリティカルに考えよと行っている割には、お互いをたてすぎている。大人になりすぎ。 とくに柳井さんは反省すべし。柳井さんはこの程度の政治論しか語れないなら、 小学館の戦略にのらずに、ちゃんと経営と経営広報だけしてほしい。 柳井さんは、1勝9敗を掲げる人。仮説と検証の行動力で成功してきた人だから 本人が体験しえない政治の世界の批判には説得力かけている。 '3)コンセプトがフォーカスされきっていない タイトルを考えれば、グローバル化推進が目的のようだが、 読み進めていくと、「政治批判」「日本批判」「グローバル推進」「リーダーシップ」「政治提案」「論理思考」「クリティカルシンキング」 なのか、よくわからなくなってくる。従って、部分的に言えばタメになることも多くかかれているが(後半だけですが)、モヤモヤ感がぬけない作品です。 最後の30%くらいは、いいこと書いてあるので本当は★1つですが2つにしました。
37 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
有権者の投票レベルの低さが、政治家を選挙家にする。,
By
レビュー対象商品: この国を出よ (単行本)
上司から面白いよと言われて読み始めました。柳井さんの本は「一勝九敗」を以前読んで面白かった記憶があります。大前さんの本は数冊読みましたが。 最近は読んでいません。他のレビュアーの方が指摘しているように、同じ内容 が多く、昔のご自身の実績や最近の仕事の広告が多い印象があり、敬遠をし ていました。 私は2003年から上海で仕事をしており、そう言う意味ではこの本の趣旨を実 践しております。といっても、企業の派遣駐在員で本社組織の中での仕事・待 遇に限られるので、広い意味で言えば日本の○○支店と変わらないとも言えます。 それでも、異文化での業務は非常に刺激が多いのは事実です。仕事の進め方 や企業人の倫理、態度としては日本が優れていると思うことは多いですが、仕 事は利益を出してなんぼの世界でもあります。実際に中国式で高収益をあげて いる企業・個人は星の数ほどいるという現実を見ないといけないと思います。 この本のまとめに書いてある、「日本人よ海外に出よ、そして将来戻って来 い!」というのが印象的でした。私も当面は上海で仕事を頑張ろうと思ってい ます。将来的には日本企業の組織ではなく、現地企業、起業などのシビアな環 境で自分を試したいと思っています。この経験をどうやって故郷の日本に還元 するかは、まだしばらく先なのかなと感じています。 彼らが指摘するように最近は、政治家というよりも選挙家が増えている気が します。大きな志を持っていても、結局は選挙に勝てなければ意味がない。選 挙に勝っても、その先政権を維持するためには数合わせをしなければならない というジレンマもあります。 その原因の根幹には、有権者のレベルの低さがあげられると思います。選挙 の時だけ、テレビや新聞・雑誌を見て投票を決めるのは日和見主義だと思いま す。マスコミも問題があると思いますが、その政治家が過去にどんな政策や発 言、党に所属していたのかの履歴を記録して公表すべきだと思います。本当の ところは支離滅裂な行動や発言が多く、記録を公表できないのかも知れませんが。 過去の実績で投票をしなければ、その場その場の選挙マシーンだけが国会議 員になってしまいます。 選挙で勝てる人と政治ができる人は違います。大前さんも政治ができるかは分か りませんが、選挙には勝てませんでした。私もできるだけ、政治家の履歴や自分 の投票歴を記録して、公約→実績を見ながら投票権を行使したいと思います。
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