ジャーナリスト上杉隆氏の40字で答えなさいの第2弾。今話題の原発報道からウィキリークス、
水資源問題、小沢一郎の政治資金問題など、2010年6月の菅政権発足から2011年5月ぐらいの
政治経済の問題を網羅している感がある。上杉版「知恵蔵」「日本の論点」といったところ。
前作同様、40字で日本の問題を分かりやすく説明してくれている。
改めて本書を読んで思ったが、この1年で、あまりにもいろいろな日本の問題点が噴出した
と感じた。そして、その問題点は日本が高度経済成長を迎えていた1960年代に帰せられるとも
とも感じた。原発の政官財の利権構造ができたのも、国民総生産が年率14%以上で増えていく、
高度経済成長に対応するようにエネルギー政策をいかに効率的に行うかというひとつの答えだっ
たのではないかと考えられる。しかし、今は時代が違う。時代に合わせて組織や制度を変えて
いかなければならないのに、組織や制度だけが残り、それを存続させるために国民を苦しめて
いる。このような状況をなんとかしなければ、日本の国が沈没してしまうと真剣に考えた。