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この人の閾 (新潮文庫)
 
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この人の閾 (新潮文庫) [文庫]

保坂 和志
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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第113回(平成7年度上半期) 芥川賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

「汚くしてるけどおいでよ、おいでよ」というので、およそ十年ぶりに会ったこの人は、すっかり「おばさん」の主婦になっていた。でも、家族が構成する「家庭」という空間の、言わば隙間みたいな場所にこの人はいて、そのままで、しっくりとこの人なのだった…。芥川賞を受賞した表題作をはじめ、木漏れ日にも似たタッチで「日常」の「深遠」へと誘う、おとなのための四つの物語―。

登録情報

  • 文庫: 247ページ
  • 出版社: 新潮社 (1998/07)
  • ISBN-10: 4101449228
  • ISBN-13: 978-4101449227
  • 発売日: 1998/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 161,914位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
すごい 2006/8/16
形式:文庫
 高橋源一郎も言っていたけれど、保坂和志の小説のスタンスというのは、『日常に隠されたものを再発見する』というものだ。

 こういう小説を読めば、それが非常によくわかる。日常に隠れているものを発見するのだから、ドラマティックなものはひとっつもいらない。何気ない会話、情景から意味未満のものを発見し、それを読者に投げかけてくる。たゆたう思考のような文体がそれを手助けし、読んでいて非常に気持ちがいいし、気になる。

 
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
現代日本において家族が分断され、その構成員がそれぞれの生をこなしている様を、淡白に切り取って見せる「この人の閾」、東京西部の街の変遷をつづった「東京画」など4篇を収めています。不思議な文体で、とてもビジュアルに情景が描写されています。

読んでいるときの気分や体調、状況にも因るのでしょうが、急に忘れていた記憶が起き出して、色々な情景が目に浮かんでくる小説がありますが、この作品はまさにそれでした。一味違った東京を思い出させてくれる小説です。

このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
「この人の閾」このタイトルに惹かれて買ってしまいました.日常生活の一こまを淡々とした語り口で綴った小説です。読後、とてもさわやかでのんびりとした気分にひたりました。
このレビューは参考になりましたか?

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