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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
共闘・エターナルチャンピオン!,
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レビュー対象商品: この世の彼方の海―永遠の戦士エルリック〈2〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
エルリック・サーガ新版の第二巻。今作はさらに世界が広がります。「この世の彼方の海」1976(第三部は73年初出) 「<夢見る都>」1961 「神々の笑うとき」1961 「歌う城砦」1967 今回の新版で初めてエルリックに触れているのですが、本当に読んでよかったと思います。今回もすばらしい! 「この世の彼方の海」では、ムアコックの世界観の要である、ウワサの「永遠の戦士」達が登場し、エルリックとともに次元を超えた戦いを繰り広げます。幻想的、叙事詩的でありながら、やはりSF作家としてのムアコックの本領発揮といえるSF的世界観が読者のイメージの限界に挑戦してくるかのよう。異次元生物との最終決戦の描写は、もはや観念を超えて哲学的ですらあります。 残りの三篇はやはり初期の作品ということで、計算された構造はありませんが、まだあら削りな世界の若さと、前巻の「真珠の砦」など後期の作品と並べて読むことで、世界観が成熟してゆく様子がよくわかり、とても興味深く読むことができます。「歌う城砦」などは、SF的でありながらファンタジイの基本を押さえていて、さらにシェイクスピア的な世界観を根底に持つなかなか深い作品だと思います。 一度読んで終わりではなく、これからの人生で、何度も読むことになりそうな作品です。この本と出合えて本当に良かった。出版社と訳者に感謝です。
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
シリーズ最大級の名台詞「わたしがおまえを殺した」を堪能してください,
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レビュー対象商品: この世の彼方の海―永遠の戦士エルリック〈2〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
『この世の彼方の海 ハヤカワ文庫 SF―永遠の戦士エルリック』シリーズ第2巻です。収録されているのは旧版における『この世の彼方の海』と『白き狼の宿命』です。本邦初訳の内容はありません。『夢見る都』『神々の笑うとき』『 歌う城砦』の中編三本で旧版『白き狼の宿命』に相当するということになります。旧版でも2冊とも井辻訳だったので、新訳であっても大きく違和感覚えることはないでしょう。2冊分が1冊に入っているので本が厚いです。 大きなマイナスポイントは本文中に挿画が無いことですね。表紙イラストはそれなりに存在感あるのですが…… ストーリーとしては、ヒロイックファンタジーの古典的名作ですし、翻訳も安心できます。が、一冊に収めるには、長編一作と中編三作というのは、なんとなくバランス悪いかも。 それと、作品が発表された順番と物語の時系列がバラバラですので、どうしても違和感を覚える部分があるのは仕方ありません。もちろん細かい矛盾点などは修正されているのでしょうけど、読者的には読む順番により作中の時間と空間をあちらこちらへ飛んでちょっと困惑気味です。 『この世の彼方の海』のエピソードにしても、未来、現在、過去へ旅するわけですし。 特に中編『夢見る都』は、エルリックサーガにおいて一番最初に発表されたエピソードだそうです。ここからエルリックの物語が広がったのだと思うと、感慨深いと同時に、そういう観点で見ると確かに、このエピソードは荒削りのようにも感じます。 それにしても考えてみれば、一番最初のエピソードで、エルリックはいきなり女殺しの本領を発揮していたのですね。
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
再度買いなおしてはいかがでしょうか,
By cbjim (愛知県春日井市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: この世の彼方の海―永遠の戦士エルリック〈2〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
2巻には「この世の彼方の海」、「<夢見る都>」、「神々の笑うとき」、「 歌う城砦」の4篇が収録されています。しかし一番長い「この世の彼方の海」にしても未来への旅、現在〜、過去〜と章がわかれており、それぞれ独立した短編のような感じで、全体の印象としては短編集です。 この中では、やはり他の永遠の戦士が登場する未来への旅の章が一番よかったと思います。 「<夢見る都>」はエルリックがメルニボネをあとにしてから1年後、自ら帝国を攻め滅ぼす物語で、帝位を簒奪した従兄弟イイクルーンに対する復讐の中で愛する許嫁の従妹を殺してしまい、後に女殺しと呼ばれるようになった重要な出来事ですが、書き込み不足で、その動機が弱いような気がします。 他の2篇でも、宿命に苦悩し、翻弄される陰鬱なエルリックが描かれますが、旧版をすでに読んでしまって、その行きつくところを知っている為、悲劇的な印象ばかりを思い描きながら読んでしまいました。 巻末にはエルリックの物語がどのように編纂されていったかという分かりやすい解説が載っていますので、旧版を持っている方も再度買いなおしてはいかがでしょう。
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