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このあいだ東京でね
 
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このあいだ東京でね [単行本]

青木 淳悟
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

マンションの募集広告、江戸時代の旧町名、道路標識と交通法規、猫たちの生態、そして大手検索サイトの「ストリートビュー」機能まで。都市にまつわる無数のことばの積み重ねから、懐かしく驚きに満ちた街の姿が立ちのぼる。青木ワールドを堪能できる色とりどりの作品集、全8篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

青木 淳悟
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部在学中の2003年、「四十日と四十夜のメルヘン」で、第35回新潮新人賞を受賞。2004年発表の第二作「クレーターのほとりで」が第18回三島由紀夫賞候補となる。上記二作を収録した初の小説集『四十日と四十夜のメルヘン』で第27回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 238ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/02)
  • ISBN-10: 4104741035
  • ISBN-13: 978-4104741038
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 273,634位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 どの本でも構わないが、エキサイティングな読書体験とは、移りゆく文章の流れに身を任せているときに起こる快楽の体感である。
 「このあいだ〜」は移りゆく文章の流れそのものにスポットを当てた作品である。文脈を構成する、一つのことば、一つの意味から次のことば、次の意味へと至る運動に青木淳悟は最大の関心を払う。
 だから、周到に組み合わされた文章を辿りつつも、ふと立ち止まって振り返れば、読者は当初の地点から思いもよらぬ地点へ運ばれていることに陶然とさせられる。そして、重要なのは「このあいだ〜」において読者をある地点へと運ぶことが結果でしかなく、作者の企みは運ぶという行為それ自体にあるということに気づくことである。
 運ばれていることに意識的ではない読者は、この小説の最後、終着地点に運ばれたときに強い不満を覚える。だが、その不満は青木淳悟がいかにさりげなく企みに満ち、また優れた小説家であるということの証明にしかならない。
 他方、運ばれることの快楽を堪能した読者は「このあいだ〜」の終着地点で衝撃を受ける。それは、立体的な情報を有する地図の完成であるとともに、物語の完成に立ち会っているからである。
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10 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By UKUF VINE™ メンバー
形式:単行本
東京という場所をテーマとした短編集ではあるが、
一つ一つの作品の長さに長短があり、短いものだと数ページ掌編である。

一番長いものは本著のタイトルにもなっている
「このあいだ東京でね」という作品。

これは東京という場所・空間を、家を購入することを前提として、
地名や沿線、環状線という地理的な平面と、構造物的な縦への空間と、
歴史的背景という奥行きと、家を建てることにともなう法的な面と、
その購入にともなう心情的な面とが複雑に絡まりあう、
密度的な濃さ、複雑さを、特定の登場人物なしで描いている。

漫然と読めば、これが小説なのか、だらだらした文章なのかと思うが、
ちゃんと読めば、他にない思考の飛躍を見せてくれる、楽しい読書体験である。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By arara
形式:単行本
新聞の書評欄に載っていた本で、何がそこに書かれていたかは今はもう思い出せないが、
「東京の街・人のキラリと光る断片を切り取った秀作」とか、
そんな感じのことだったと思う。

いやはや、退屈極まりなかった。

特に、表題作は何をしたいのかさっぱりわからない。

そもそもこれは小説なのか?
かと言って、エッセーとしてもノンフィクションとしても
面白く読めるわけではない。
ただのつぶやきというか、見たまんまの点描というか…

「トボトボとりとめない足取りの散歩」を連想させ、
てっきり著者は老齢なのかと思ったら、
奥付でまだ30代と知り、それもびっくり。
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