人と組織の具体的な接点、ハブとなるものが「社則」と言っていいでしょう。
つまり、「社則」にこそ、具体的に我々が感知できる組織の意味があるわけです。
近年は、個人と組織の繋がりが弱くなってるだの、コミュニケーションの地殻変動が起こってるだの、色々な問題点が噴出している時代ということなのでしょうが、いずれにしても、我々は、対人、対組織におけるコミュニケーションによってしか成長できない生き物であります。
つまり、我々は組織(逆も然り)とどうコミュニケーションしていくべきなのか?
その問いに対するヒントになる本であります。
この本とは関係ないですが、元F1ドライバーののアグリが言っていた印象的な話の中で、
「F1ドライバーは、お尻の穴が柔らかい人でないとだめだ。痔の人は無理。
あの狭いコクピットの中で、車外をセンスするポイントは唯一お尻の穴しか
ないからだ。僕らはお尻の穴で、世界とコミュニケーションをしている」という話を聞いて、涎がでたことを思い出しました。
F1ドライバーにとって、自分のお尻の穴はまさに外界とのハブとして機能してるわけですね。そのハブを通してお尻の穴センサーなんてものが開発されれば、F1はさらに違う高みにいけるかもしれない。ハンドルはいらない。お尻の穴だけで、人は最速の車を操ることができる。
何が言いたいのかというと、その組織・人に特化したコミュニケーションのハブが必ずあり、それを見つけて、作り出すことができた者が、より高みへ行くことができるということ。つまり、我々は、社則というハブを通して、今までにないコミュニケーションの方法を学ぶことができるし、意欲的な試みの社則には、常に人と組織の新しい関わり、コミュニケーションを促そうというものが多いわけであります。逆にそうでなければ、規則としての意味はないとすら言うことができるでしょう。
この本には、人と組織の関係を考え続ける、意欲的な社則が満載であります。