作者のクレア・ターレー・ニューベリーは猫が大好きでした。幼い頃から絵を描き続け、6歳にして画家になることを決意したそうです。アメリカやフランスで絵を学びました。
とりわけ猫の絵にこだわって描き続け、出来上がったのが「こねこのミトン」です。5歳のリチャードが猫がどうしても欲しくて買ったこねこは、手袋のような手をしていましたので、ミトンと名づけられました。
ところが、ある日、いなくなってしまいます。
新聞に載せたり、家族中で探しますが、見つかりません。いろんな人が、この猫ではありませんか?と次々に猫を連れてきますが、どれもミトンではありません。また、この猫を代わりに飼いませんか?と連れて来る人もいました。しかし、リチャードにとって、猫は世界にたった一匹、どうしてもミトンでなくてはならなかったのです。
わが家にもシャムネコがいました。二度いなくなりました。一度目は、飼い犬のスピッツの白ちゃんの犬小屋で白ちゃんにくるまれるようにお昼ねをしていました。2度目は、春の恋の季節に遠くに行ってしまい2週間ほど姿を見ることができませんでした。やはり必死で探しました。見つかった時の喜びは、それはそれはうれしいものでした。やはり私にとって、世界にたった一匹の猫だったからです。
ミトンは見つかりました。そのエピソードは、この絵本を読んでのお楽しみです。絵本の中には、ミトンをはじめ、たくさんの猫が描かれていますが、どの猫も毛並みから表情、仕草…繊細に描かれていて、猫好きな方にはたまらなく可愛いイラストです。ニューベリーの描く猫をたっぷり可愛がってあげて下さい。