何がかといえばナニが……その、イロイロと。でも、そのどれにもそれぞれに意味があり必然があり考えさせられるものがあるので、下手なエロによる人気稼ぎでないと分かるのがまあ救いではありますが。
今巻でのメインテーマは、「子供、大人問わずその各々の精神的成長」であったように思います。りん、レイジ、白井先生……。誰もが自分自身の過去を起因とする自身への不信と思い込み、「本当に自分は変わってもいいのか?」との畏怖を抱え悩み苦しむ、試行錯誤を繰り返していました。それらはあまりに生々しく故に理解し得るものであり、結果読者の共感を呼ばずにはいられないものにとなっています。
タンポンの断面図付き挿入シーン、小学生のケータイでのエロサイト閲覧の履歴バレ、果ては小学生女児の自慰シーン……。思わず目を疑う、そんなシーンの連続たる今巻の内容はしかし一方で"報道されない当たり前の現実"でもあり、こうしたものが読む内に色々と考えさせてくれるその取っ掛かりにとなっているかと思います。
りんとレイジとの関係の問題点の根幹に気付いたりと、青木先生も随分と頼もしくなりました。それでも油断するとすぐにりんに(性的な意味で)いじられまくりではありますが、次巻でも大いにその先生としての活躍を期待したいと思います。