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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
必要なのは友情と人と人の結びつき,
By エルカセット (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: こどものじかん 6 (アクションコミックス) (コミック)
初めはこの作品、ただのウケ狙いの売らんかな路線だと思っていました。でも、試しに読んでみて妙に惹かれる何かを感じて、何回も重ね読みを しました。 そこで見えてきたのは、この作品は表向きはラブコメと表しているけれ ども、実はけっこうしっかりとしたテーマを持って描かれているのでは ないかということです。 確かに少女のパンチラシーンとか果ては自慰のシーンまで出てきますが、 もともと小学4年生のことだと思って読んでますから、わたしの感覚と してはそれはまぁ、あるんじゃないの? 程度です。 そういった(恐らく)表向きのことを透かした向こうに見えてくるのは、 こじかトリオの友情と成長、そしてそれを取り巻く大人たちの結びつき なワケで、そのあたり、かなりしっかりと描かれていることに気がつき、 思わず唸ってしまいました。 この作品、作者が長い漫画家生活で培ってきたノウハウと人生観など、 円熟の域に達した領域で執筆しているのではないかと思います。 少なからず作者もここに辿り着くまでにいろいろとあったのではないか と思います。漫画家業界は大変厳しいものですから。その中で、色々と 経験してこられたでしょうし、負の感情とかもあったりしたかも知れま せん。でも、それらをひっくるめて昇華させることに成功した、まさに 大輪の花となったのがこの『こどものじかん』なのではないか、と思い ます。 この作品は私たちにいろいろなことを示唆してくれます。 それを読み解いていくのも楽しい、傑作だと思います。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
それぞれの成長,
By
レビュー対象商品: こどものじかん 6 (アクションコミックス) (コミック)
私は女性ですが、この作品は大好きです。 こどものじかんを読むと自分と昔の友人を重ね合わせてしまい、とても感情移入してしまいます。 私が幼かったあの時、青木先生や宝院先生、白井先生や小矢島先生などの先生が居たら、と考えてしまいます。 この巻では主人公の青木先生や準主人公の三人、白井先生などの心の成長が感じられとても楽しく読めました。 特に、白井先生の自分を育て直すという考えに凄く衝撃を受けましたし、共感しました。 白井先生の異性とプライベートで関わる事も無く、人に素直になれずつんけんしてしまいそれに悩む姿に、私にもそんな所があるなあ、と感情移入していて、自分があまり好きでは無く自分を育て直したい為共感をしたのだと思います。 登場人物が、皆幸せになって欲しいものです。
15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「私は 私を育て直す」,
By タカニシ (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: こどものじかん 6 (アクションコミックス) (コミック)
まず目を惹かれるのが、教育委員会に対する不満をぶちまける青木先生への、悔し涙交じりの白井先生の平手打ち。ここをきっかけに、この巻では 白井先生の自分と他人への探求がクローズ・アップされる。 そして、自分がある面では誰よりも未熟なことを自覚した白井先生は 教育者としての目で自分が受けた教育を見直し、 これから自分がなすべきことを探ろうと白井先生は決意する。 単行本未収録分を読んでいないので断言は出来ないが、りんの青木先生への恋心に 区切りがついたこの巻以降、白井先生の「自分育て」は本作品の 重要なテーマとなるのではないだろうか。 りんの青木先生への恋の区切りは、自分をまるごと認めてくれた青木先生への 感謝となって現れる。ここはりんの大きな成長を意味する、 本作のターニング・ポイントとなるだろう。 りんの成長は、風呂上りの美々との語らいからもうかがわれる。 二人は互いに助け合っていたことを知り、より深い友情で結ばれる。 そしてラストでりんの性的な成長が衝撃的に描かれる。 青木先生とレイジの緊張感に満ちた対決は、青木先生の教師としての成長振りを強く印象付ける。 端から偉そうに「成長」と呼ぶのが恥ずかしいほどの。 レイジとりんには「保護者─被保護者」関係の逆転が見られるが、 りんを女として、母親として必要としているレイジの元でりんは健全に育つことができるのか? 青木先生をあと2年悩ませるであろう問題だ。 以上シリアス面がターニング・ポイントなら、ギャグ面はヒート・アップ。 おっぱいのしっぱい。日本酒風呂に酔った黒の暴走。 青木先生と黒のケンカを見つめる美々の「イヤです」。 宝院先生恥じらいの鉄拳。小矢島先生の「お幸せに──!!」疑惑。 酔った青木先生の無自覚なセクハラと白井先生の悲鳴。 拳でじゃれあう青木先生と小矢島先生。ダイエットを蹴っ飛ばしちゃう宝院先生。 本当にこの熱気がよく維持できるものだと感心する。 それはそうと宝院先生、よくぞ見せてくれました!ありがとう!
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