その言葉はりんとの諸々の経験を通じて、物語当初の「正しいだけのもの」から脱却し今や「相手を見据えてのもの」に。結果現在では、大いに人の心の深奥にと響くものにとなっています。それにはっとさせられるのは最早りんだけにとどまらず周りの大人たちも同様、今回の青木先生の名言は書き切れないほど多いです。
他にはといえば恋の花の開花多し、宇佐のレイジへのものとか、白井先生と小矢島先生のものとか、宝院先生の青木先生へのものとか――。愛の欠如が問題を引き起こすのならば、愛の溢れるところには問題はなくなる筈。劇中の1つ1つの問題が解決していくたびに恋する者達が増えていくのは、ある意味必然なのかもしれませんね。
青木先生のりんへのキモチ、これがいよいよ「先生と生徒だから」という言い訳だけでは誤魔化し切れないものにとなり、でもりんは青木先生と宝院先生の「決定的瞬間」を目撃してしまい、これは今後問題がこじれるのは必至。はからずも劇中で白井先生が呟いた通り、「もっと苦しむ」ことになりそうな青木先生――大変そうです。ラブ◯で小学生がフェ◯だの、保護者が小学生とキスだの、ネットではこの漫画の過激な部分ばかりがクローズアップされがちですが、「大人と子供の与える関係」など読んでいて考えさせられることの多い実に素晴らしい漫画です。