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こどもの犯罪や事件があると、最近ではすぐに軽度発達障害、ADHD、LD、アスペルガー症候群などという難しい症状名(病名)をつけて、こどもの育ってきた環境(子育て)は問題がなかったかのような報道がしばしばです。現場の高校教師として、「そんなはずはない!」と思い続けてきました。この本を読み、納得することが多々ありました。こころの「発達不全、歪み」という指摘はまさしくその通りだ思います。続編を期待したいです。
確かに、様々な人物への取材などは行われているし、それを通しての実態もある程度は把握できる。そういう意味での資料的な意味はある。
ただ、ひとつひとつの意見をよく読むと理論飛躍などは多いし、データなども文中に抜粋されたものばかりであり、どれが客観的データでどれが著者(及び取材相手)の意見なのかわかりにくい。
また、「多くの人物」も人選は自分に近い意見の人を集めただけでは?と思われる部分があった。
例えば、後半に出てくるメディア漬けなどの部分で川崎医科大の片岡氏の話が出てくるが、彼の意見は自閉症研究などでは異端のものである。「異端=間違い」とは言わないが、反対の意見の人には一切取材をせず、片岡氏が主流のように扱うのはいかがなものだろう。「ゲーム脳」の森昭雄氏なども同様である。
上記2名の例を見る限り、他の人物もどこまで信じて良いのか疑問が残る。
結局のところ、現在の子供が抱える問題点をダシに自分のノスタルジィを語っているだけに過ぎないとしか思えないのだが。
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