初、小池作品です。
食わず嫌いで、実に勿体ない事をしていました。
とにかく文章が巧い!
ふとした1行に目が釘付けになり、ページを繰る手が何度も止まり、あまりの勿体なさに、先に進むのを躊躇することが何度もありました。
速読、読み散しの私には珍しいことですが、そのくらい言葉が美しい。
日常が、幻想へと移り変わっていく様が、実に自然で違和感がない。
凄く不思議な話なのに…。
これが力量というものなのでしょうか。
『つの』『すずめ』『りぼん』が特に好きです。
作者と同年配である50才前後の独身女性の生活と心情がリアルに描かれています。
そのことが、この幻想的な不思議な話に、意外とありそう…な現実味を持たせているのでしょうか。
小池作品、もっと読みたいです!