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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
かお,
By
レビュー対象商品: ことばの顔 (中公文庫) (文庫)
日本の哲学書は難しい言葉を造りだしてしまった、と著者は言う。これが原因で哲学は世離れした学問として捉えられてしまうらしい。 確かに哲学はとっつきにくい印象と切っても切れない縁となっているし、紙の上には漢字の羅列がならんでいる。 読もう読もうと頑張ってみるのだが、だんだんと意味がとれなくなって挫折してしまう。僕にはそんなことが何度もある。 そんな読者の悩ましい状況を打開すべく、著者は文章に顔をつける。すごんだりやさしくほほえむ顔を。 序盤の著名人たちの名句に対するエッセイも心に響くのだが、僕は中盤で展開されるこの「ことばの顔」論がすきだ。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
大人の遊び,
By るるん+ (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ことばの顔 (中公文庫) (文庫)
哲学者・鷲田清一のエッセイ集。本業のファッシン批評とは異なり、やや砕けた内容ではあるがそこは熟年の極み。我らが若者文化も彼にかかると異境の地に見えます。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「いま」をどうとらえるか,
By
レビュー対象商品: ことばの顔 (単行本)
「いま」わたしたちの社会で起っている現象を、哲学の視点はどうとらえるか。哲学者たちの名文句を生活に根ざした視点で解く(説く)ところからはじまり、「プリクラ」や「中年クライシス」など「いま」の社会現象の解釈。社会現象を扱うものに多く見られる「その場限りの読み物」ではなく、最後の章でしっかりと哲学に着地する。全体を通して、わたしたちが生活で使うことばで丁寧に書かれているのが嬉しい。二章「いま、ことばの感触」で触れられているものは今から5,6年前のもので、少し古いという感が否めないものの、読後の充実感はたっぷり得られる。
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