内容紹介
「先生、『さすが』って、どんな意味ですか?」日本語教師は日々学習者に語彙の説明を求められます。しかし、単純に訳ができない場合も多い上、学習者の理解できる語彙・文法で説明するのが非常に難しく、互いに納得しないまま終わることも多いようです。語彙の説明は、その方法を習ったり、ブラッシュアップをしたりする機会がほとんどありません。そこで本書では、語彙の説明文を紹介しながら、ことばの説明スキルの向上を図ります!
●こんな方々へ
語彙の説明がうまくできない人をはじめ、
初・中級を教えている日本語教師
ボランティア教室で日本語を教えている人
外国人の友達がいる人
●特長
1.初・中級で説明が難しい語彙を厳選しました! PART1では、「あいかわらず」「ぜひ」など説明の難しい語彙、PART2では、「行く・通う」「さっぱり・すっきり」など使い分けの難しい語彙のペアがテーマです。
2.全国の現役日本語教師などから集めた公募作830から秀作を選び、講評します。説明モデルは、初級の語彙・文型を使いながらのティーチャーズトークなので、アレンジしてすぐに教室で使えます。
3.語彙分析や教師養成の5人のスペシャリストが、説明のポイントを詳しく解説、総合的な説明スキルの向上に導きます。
著者について
鈴木智美(すずきともみ)
名古屋大学大学院文学研究科日本言語文化専攻博士課程修了。学術博士。現在、東京外国語大学留学生日本語教育センター准教授、同大学院言語応用専攻日本語教育学専修コース兼担。主な著書に『日本語表現活用辞典』(共著、研究社)、『複合助詞がこれでわかる』(編著代表、ひつじ書房)などがある。
春原憲一郎(はるはらけんいちろう)
(財)海外技術者研修協会AOTS日本語教育センター長。主な著書に『日本語教師必携ハート&テクニック』(共著、アルク)、『にほんご宝船』(アスク出版)などがある。
星野恵子(ほしのけいこ)
東京芸術大学音楽学部卒。現在、拓殖大学言語文化研究所講師として日本語教師養成講座を担当。『日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題50』(アルク)、『実力アップ!日本語能力試験シリーズ』(ユニコム)ほか著書と、雑誌連載など著作多数。
松本隆(まつもとたかし)
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター教授。主な著書に『韓国語から見えてくる日本語~韓流日本語鍛錬法~』(スリーエーネットワーク)、『日本語能力試験1級に出る重要単語集 ―似た言葉の使い分けができるようになる本』(アルク)、『日本語教師必携ハート&テクニック』(共著、アルク)などがある。
籾山洋介(もみやまようすけ)
東京大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程中退。現在、名古屋大学教授。主な著書に、『認知意味論のしくみ』(研究社)、『日本語は人間をどう見ているか』(研究社)、『認知意味論』(共著、大修館書店)などがある。