何も知らずに本書を手に取ったら、2009年初版で、複数のイラストレーター
がかかわっていると思ってしまうのではないでしょうか。
見開きごとに多彩な画面が展開されるこの絵本。実は1972年の作品!
しかも一般には、あまり流通してなかったというのだから驚いた!
これほどの作品ならば、そのままロングセラーになってもおかしくないのに…
いずれにせよ本書に出会えて良かった。そして日本人で良かった。
なんてことを誰もが実感できる絵本だと思います。
音の国の住人(谷川さん)と形と色の国の住人(堀内さん)が
日本語の五十音を素材に、みごとに料理してみせた傑作絵本。
タイトルの通り「かきくけこ」は「かっきくけっこ」となることで
音の特徴がより鮮明になってくる。それを形にすると?
ほとんどの人が、カクカクした姿をイメージするでしょう。
普段つかっている日本語の中に、我々はおなじイメージを共有している。
つまり、心の深いところではつながりあえているのだ。