本書の具体的な内容は他の人が書いているので、そちらを見ていただくことにしよう。
44項目にわたるテーマが、それぞれに興味深い日韓のずれを示している。
けっこう韓国に関する本を読んで来たつもりの私であったが、本書で初めて知ったことも多い(「席がある」という表現が「空いていない」ことを表すなど)。
ただ事例が羅列してあるというだけでなく、それらの事例を通して、日韓の差異の奥深いところがじんわりと見えてくるという仕掛けが(意図されたものではないかもしれないが)実に興味深い。
「実はもっと深いところで日本人と韓国人の精神構造はつながっているのかもしれない」と述べる著者の言葉には、本書を読み終えると深く納得させられるものがある。
この種の本にありがちな妙な思い入れや押し付けがましさがなく、気持ちよく読める本だ。