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31 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こういう 読み方もあります(親父の例),
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レビュー対象商品: こころ (新潮文庫) (文庫)
高校生息子の夏休みの読書感想文の宿題が「こころ」だった。中学1年生の際にはじめて読んだ際は、何とも重苦しくて、怖くて、結局最後まで読んだのは高校生の暇な春休みだったと思う。今仕事の都合で離れて暮らす息子の気持ちが知りたくて20年余りを経て読み返してみた。偉大なる巨人「夏目漱石」の晩年の作品がこんなに読みやすく、ある意味明快にテーマを提示していることに、まず驚いた。夏目漱石については受験勉強の一環として江藤淳の「夏目漱石」を読んだぐらいで、社会人になってからは暫く読むことも無かったが、手元に本の無い単身赴任生活でたまたま昨年、才気走った「草枕」を読んで改めて感心していたことも、息子と一緒に読んで一緒に考えてみようと思った契機になったと思う。 「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」と 上中下の三部に別れている中で私がこころ詰まらせたのは「両親と私」であった。初読の頃には「私」のように両親は学識も無く、つまらない存在であり、原罪を背負った先生の方が上等の人間と思っていたが、人の親になり、世間の波に擦り切れるまで揉まれると、「両親と私」の部の切なさが胸に痛いくらいである。「私」とKの関係、先生とお嬢さんの関係にばかり目が行っていた当時とは全く違った部分が光って見えた。 ということで、こんな読み方も出来るという、「こころ」が、超名作であることは間違いなし。高校生くらいになればそれなりに身につまされて読めるでしょう(かといって読後感が暗いわけではありません)。万人にお勧めの一冊。
54 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まさに『こころ』の本!!,
By 黒猫 (東京都町田) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: こころ (新潮文庫) (文庫)
学校の授業で『こころ』に出会いました。夏目漱石といえば『我が輩は猫である』や『坊ちゃん』しか知らなかった私ですが、 彼の作品がここまで深いものだとは思ってもいませんでした!(☆0☆) ・・・若い頃に人間のエゴイズムを身をもって知り、利己的なものを嫌悪するように なった「先生」。 しかし、親友を裏切ったことで自分の中にも潜む利己性に気づき、「先生」は生きる 希望を失います。 けれど、辛い人生を生きていくのも親友に対する償いと考え、また、愛する妻を悲し ませたくないために自殺を思いとどまっている・・・そんな時、「先生」は一人の純 朴で明るい若者に出会うのです。 「死ぬ前に一人でいいから人を信じたい」 人間は利己的な生き物だと知りながらも、人を信じたいとおもっている「先生」の気 持ちは強く胸に響きます。 確かに文体は堅いし、難しい漢字も多いけれど、「人間の心の奥底っていうのは明治 も今も同じなんだなぁ」と共感出来ました。 ・・・読んだ後、少しものの見方が変わるような一冊でした☆
131 人中、110人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
思春期に,
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レビュー対象商品: こころ (新潮文庫) (文庫)
高校の教科書に「こころ」の一部分が載っていて、全部読みたくなり読んだのが最初です。授業で、「K」は何で「K」なのだろう?という話し合いをしました。 答えは無い問題なのですが、 こころの「K」だとか 名前にしてしまうと誰と決まってしまうからアルファベットを使っているとか 色々ありました。 その中で、先生の言っていた、 自殺に使った「knife」(ナイフ)の「K」 何も言わずに去っていった「K」と、ナイフと言う時に発音されない「K」 「K」は言葉に出来なかったもの。 という意見。 こじつけっぽいけれど、たった一つの事でも掘り下げて想像することが出来るのかと衝撃を受けました。 「こころ」というとその授業がすごく印象的です。
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