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こころの薬―幸せになれる診療室 (新潮文庫)
 
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こころの薬―幸せになれる診療室 (新潮文庫) [文庫]

大平 健 , 倉田 真由美
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「先生、私うつだと思うんです」。仕事、恋愛、家族―さまざまなストレスに耐えかね、精神科の扉を叩く“自称・うつ病”の患者たち。なぜ人はいとも容易く、心の病に迷い込むようになったのか、そこには驚くべき盲点があった。『だめんず・うぉ~か~』で人生の酸いも甘いも観察してきたマンガ家と、年間何百人もの新患を診るベテラン精神科医による、面白くも奥深い心の診療室。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大平 健
1949(昭和24)年鹿児島生れ。精神科医。東大医学部卒業後、しばらくしてペルーに1年滞在し貧民街で診療、帰国後は聖路加国際病院に勤務

倉田 真由美
1971(昭和46)年、福岡生れ。マンガ家。一橋大学を卒業後、ヤングマガジンギャグ大賞受賞。ダメ男を好きになる女たちを描く「だめんず・うぉ~か~」がブレイク、「だめんず」が流行語に。28歳で結婚し男の子に恵まれるが、離婚。38歳で再婚し、2009年女の子を出産(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 248ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/12/24)
  • ISBN-10: 4101160821
  • ISBN-13: 978-4101160825
  • 発売日: 2009/12/24
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 412,663位 (本のベストセラーを見る)
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By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
物語療法("診療室にきた赤ずきん")でも知られるベテラン精神科医・大平健先生と人気漫画家・倉田真由美さん(だめんず・うぉ〜か〜)による対談エッセイです。かなり異色な組合せですが、お二方とも色んなタイプの人間を観察してきたという意味では共通しています。このお二方の観察眼、なかなかユニークです。色んな人物(キャラクター)・世相を斬ります。(例:モンスター・ペアレントが現れたのは「世間が小さくなった」ことの現れ) ストレスの対処法についても参考になります。(考えても仕方ないことは考えない、ストレスは発散しない、腹が立ったらまず気持ちを抑え、(腹を立てた相手を)可哀想な奴!と哀れんでおく、グチをこぼす or 棚上げする...) 読後、結構スカッとしました。(^-^)

"診療室にきた赤ずきん"同様、本書でも大平先生の"ムンテラ"の極意が垣間見えますね。(そもそもムンテラ(Mundtherapie)の語源は、Mund(独語の"口")+Therapie(独語の"療法")に由来し、診療に関する説明を通して治療することを言います) 心の病気にかかった直接の病因を把握するだけでなく、本当のきっかけ(原因)を探り当てる姿勢は参考になります。患者本人は気付かなかったストレスの"根源"に対話を通じて気付かせることから、本当の治療が始まるんですね。(システム思考における"レバレッジ"を想起しました) うつ病には"自分で自分を褒められない"という特徴があり、今"うつ病"が流行っているのは自分と向き合おうとする人が増えていることの現れかも、という指摘は興味深かったですね。(本当の"自分探し"って、実は結構タフですからね… "自分探し"に関しては"診療室にきた赤ずきん"もご覧になると面白いことでしょう)

"あとがき"には倉田さんの再婚に至る経緯についての対談が載せられていて、これまた面白かったです。(^o^)
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By わに
形式:文庫
対談スタイルのおかげで、すっごく俗っぽくて艶っぽい「診療室」になっているのが大平先生の他の本と違うところかも(苦笑)
なんせくらたまさんと、ですから…。
ちょっと対談相手を間違えた気がしないでもないけど(笑)、まぁ若い女性向けということで、これはこれでありですかね。。。

お見合い制度→友達結婚→80年代後半の告白制度→でもお互いが変わらなくてはならないということが忘れられていって…結果「コクる」→恋愛受難…というコラムは、非常に納得してしまった。
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形式:文庫
精神科医である大平健氏の本は、どれもおもしろい。
顔をなくした女』 『豊かさの精神病理』 『純愛時代』 など、人間の心の複雑さと奇妙な働きには、つくづく感心させられたものです。

今回の対談相手は、漫画家の倉田真由美さん。
大平先生の微妙な発言にも、素早く聡明な受け答えをしてくれるので、読んでいて気持ちがいい。
本来ならば重苦しくなりがちな話題を軽やかに進められるのも、このお二人のキャラクターがあったればこそ。

プロの精神科医というのは、患者の顔を見ただけで、パッと何の病気か判断できるのだという。
ところが、大平先生の発言をうけた倉田さんが、次のように問いかけると予想外の答えが。
プロとしての仕事とふだんの生活というのは、ずいぶんちがうらしい。

倉田 「しゃべり方とか表情とか仕草とかも含めて、人は結局、見かけで分かりませんか?」
大平 「僕はきっと分からないな。日常生活のその手の観察眼は全然ダメ。病気の人以外は分からないんですよ」

ほかにも、目からウロコが落ちるような話がもりだくさん。
どんなにキツイ仕事でも、それがストレスとなり心の病気になることはなく、多くの場合、仕事での人間関係のほうが病気の原因になっているという。
いま話題となっているパニック障害も、たんに呼吸のしかたが下手なだけ。
リラックスして呼吸のしかたさえキチンとなおせば、大抵の人は薬なしで治るのだとか。

倉田 「そうだ、私は若い頃、公園で彼氏とキスをして気を失ったことがあります。ものすごく彼のことが好きだったからキスに感激して、パニック障害みたいなことになったんだと解釈していたのですが、あれは・・・」
大平 「まあ、単に呼吸が下手だったのかもしれませんね(笑)」

あとがきは、倉田さんの懐妊&結婚の報告。
大平先生も腰を抜かしそうになったという、この間の経緯とギャップについては、本編を読めば愉快に笑うことができるでしょう。
どうぞお幸せに。
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