ブレッソンといえば,「決定的瞬間」である。彼がこの「決定的瞬間」を撮影するのに至った,さらにいえば,彼の撮影術の幹となる幼少期からの「眼」を自身が書き記したのが本書である。
最近,特に,雑誌などに取り上げられる機会が多くなっている彼の写真。その原点となったものはなったのものとは何だったのか,それを知ることが出来る書である。ブレッソンについて研究しようとしている人,関心のある人,ブレッソンの撮影術に興味のある人すべての人にお勧めしたい書である(原書で読んでいるので,あいにく訳文については批評できないのでお許し願いたい)。