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こころの情報学 (ちくま新書)
 
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こころの情報学 (ちくま新書) [新書]

西垣 通
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

地球上に生命が誕生した三十数億年前に、情報も同時に誕生した。情報とは生命の意味作用であり、ヒト特有の言語もその発展形にほかならない。すなわち、ヒトの“心”とは“情報”が織りなすダイナミックなプロセスなのである!それでは、動物の心を根底にもちながら、一方で機械(コンピュータ)で心をつくろうという野望を抱く、現代人の心とはいったい何か?オートポイエーシス、動物行動学、アフォーダンス、人工知能といった理系の知と、現象学、言語学、社会学などの文系の知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する、冒険の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

西垣/通
1948年生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業、日立製作所に入社。コンピュータ・ソフトの研究開発に携わる。その間、スタンフォード大学で客員研究員。その後、明治大学を経て、東京大学大学院情報学環教授。工学博士。理系の知と文系の知を架橋する新しい情報学の構築をめざす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 236ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1999/06)
  • ISBN-10: 4480058044
  • ISBN-13: 978-4480058041
  • 発売日: 1999/06
  • 商品パッケージの寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 177,768位 (本のベストセラーを見る)
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カスタマーレビュー

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最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 最も手に入れやすい基礎情報学文献 2004/1/10
By tigtig
形式:新書
コンピュータの登場以来、ヒトの <こころ> をコンピュータで模倣(シミュレート)しようとする試み(人工知能研究)が繰り返し行われてきました。しかし、いまだに成し遂げられていないのは周知の通りです。

初期の人工知能研究には、人間の「思考」や「意識」を、論理的な計算でとらえられるという素朴な思いこみがありました。

人工知能研究がすすむにつれ、研究者たちは「機械」と「人間」の根元的な相違、すなわち先の思いこみが間違いであることに気付かされたのです。

「では、ヒトの <こころ> とは?」

人工知能研究の大きな壁となったこの根本的な問いは、「身体/生命と情報の関係性は?」といったさらなる問いを生み、現在の 『基礎情報学』 へと発展しました。

本書は、情報を「生物の <認知=意味> パターン」とし、「機械」「動物」「ヒト」「情報化社会のヒト」の <こころ> のしくみを対比させ、<こころ> から情報を、情報から <こころ> を照らし出します。
基礎情報学における重要理論、「オートポイエーシス」や「アフォーダンス」などの解説もあり、もっとも手に入れやすい基礎情報学の文献といえるでしょう。

専門外の人向けに専門用語を控えて平易に書かれていますので、理解しやすいと思います。
また、著者は日本の情報学を牽引する一人(かつ基礎情報学の第一人者)であり、内容にも信頼がおけます。

* 情報学はまだ体系が完成しているわけではありませんが、基礎情報学はあくまでも情報学の一分野です。基礎情報学だけで「情報学のすべて」を語ることはできません。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 幽体離脱する「情報」 2008/6/18
形式:新書
現代が情報化社会と呼ばれることを否定する人は少ない。それと同時に、「情報」という言葉の意味を問われて、明確な答えを出せる人も少ない。
 著者は工学的な意味での「情報」(デジタル化できる記号としての情報)とそれに付与される意味としての「情報」の関係性について論じる。原初の情報にはこのような2層構造は存在しなかった。環境が生命に提供するもの(アフォーダンス)、これを生命内部で自己創造していく力(オートポイエーシス)によって、環境・こころと一体化した情報が形成されていた。しかし、ヒトは言葉を手に入れ、言葉を統辞論(シンタックス)によって制御することにより、環境から分離された状況をも表現する能力を得た。さらに文字の発明は、実存する時空間から完全に分離して存在できる「情報」、記号と意味の幽体離脱的な構造をもつ「情報」を作り上げた。
 著者は様々な「知」を駆使して、このような「情報」を体系的に捉え、情報社会の問題点を整理しようと試みる。
 示唆に富む内容であった。ただ、著者が「仮説」として述べた内容が、その後の記述では「明確に示した」内容となっており、強引さに納得できない部分もあった。新書の長さではしょうがないか。
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5つ星のうち 5.0 これぞ情報学 2002/4/18
形式:新書
この本一冊で情報学の概要がつかめます。情報とは
何か、生物を抜きにしては語れないこの疑問に答え
てくれる書です。親切な文献紹介もあり、情報学、
情報哲学、情報教育に興味を持つ方にぜひお勧めします。
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