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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
静かな挑戦が始まっている,
By かなばる (大阪市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: こころの医療 宅配便 (単行本)
この本の中には、わたしたちが大切に見守りたい挑戦がある。とても難しいことにあえてチャレンジしている人たちがいる。 それによって世間の中で生きることができる人たちがいる。 どうして在宅にこだわるのか。 患者からのSOSやトラブルが起これば、 訪問して対処しなければならないのに。 でもここには従来の精神医療に対する強烈なメッセージがある。 昨今、「患者さまのためのニーズに会わせた医療」などと 当たり障りのよいフレーズで提供されているお手軽な医療への 反抗なのではないか。 重篤な患者はこうした薄っぺらい医療では対応できない。 閉鎖病棟で一生管理され、生きる希望を失うかもしれない。 しかし、本の中でも語られているように、 本当の意味での患者本位とは、患者の自分の意思で生活する権利、 自由に行動する権利を保証した上で 365日24時間、患者を見守ることなのだ。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
わかりやすい文体,
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レビュー対象商品: こころの医療 宅配便 (単行本)
精神病の患者さんを在宅で診療しサポートする奮戦記。全然、興味のない人にも、お勧めの1冊。よんで気持ちが明るくなる。 とてもわかりやすく、「人間らしく生きるとはなにか?」というのを考えながらあっという間に読めた こういう 人と人のつながりは、今や精神病に限らず日本中で必要なんじゃないか。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この人が退院してよかった。,
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レビュー対象商品: こころの医療 宅配便 (単行本)
統合失調症は、100人に一人。入院できる病床は、医療機関全体で160万床、精神科の病床はその四分の一。 新聞や白書に書かれた数字であれば、これほど迫ってこないだろう「数字」。 『現場』で格闘している人が書いた文章の中に出てくるから、この数字が意味を 持って迫ってくるのだ。 高木さんが、個人の、そしてACT−Kという組織の理想を説いているのではない。 精神障害者の方との、体制との 格闘を語っているのだ。だから、この本には、 かっこいいことばかりは 出てこない。 現実の現場の汗(冷や汗も含めて)の 匂いまで伝わってくる。 ... チカコさんが、ドライブに連れて行ってほしいとせがむ。なにか話したいことがあって のことかな、と スタッフ(元・病院の医療スタッフ)が応じる。ドライブをしながら 話をしている中で、スタッフは思う。この人が退院して(在宅になれて)よかった、と。 チカコさんが言う、「あなたたちも、退院してよかったわね」。 浴場の湯船に釣り糸をたらしている人。 「なにか釣れますか?」とたずねる人。 「ここは浴槽ですよ。釣れるわけないでしょう」...ありそうな話として出てくる。 ありそう...でなくて、あるんですよ。 これが、統合失調症といわれている人たちなのです。 このスタッフの方(Oさん)、チカコさんから この言葉を聞いた時、 きっと、こころから 思ったのではないでしょうか... 『あ〜ぁ、この人が退院して、ほんとによかった』、と。
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