私は現役のセラピストですが、この本は、プロの方にも一般の方にもオススメです。
筆者は客室乗務員さんの経験を持ち、ナチュラルセラピースクールを運営し、マナー講座を行う「接客のプロ」、「癒しのプロ」ですが、この本の中では、家族やお友達など身近な人達に、日常生活の中で実践できる『ハンドトリートメント』という心の癒しを紹介しています。
ハンドトリートメントの方法や、その良さを伝える経験談が書かれていますが、きれいな言葉遣いや、やさしさに溢れた文面、人に対する暖かい目線…読んでいるだけで、とっても癒されてしまう本です。
実際にハンドトリートメントやアロマトリートメント、リフレクソロジーなどをすると、人の心は癒されますが、その時に一番大切なことは、色々なテクニック以前に『人に対する愛情や丁寧さ』だと改めて思い出させてくれました。
一番印象に残ったのは、親子連れでハンドトリートメントを教わるイベントでのエピソードです。親御さんにトリートメントをしてもらうと、ほとんどの子供たちはお母さんに同じことをしてあげたり、「帰ったらお父さんにしてあげる」、「お友達の○○ちゃんにやってあげるんだ」と言ったり、自分が気持ち良かったことを、誰かにもしてあげたいと、子供たちは感じたようです。
セラピストとして仕事をしていると、どの施術が効果的か、どのようにトリートメントするのが気持ち良いかとか、生理学的・化学的根拠などを考えてしまうのですが、大切な人に「ハンドトリートメントをしてあげたいという気持ちを持つこと」や、「実際にしてあげること」が、『本当の癒し』であり『本当の人間性を育む』ことに繋がるのだと感じました。
たくさんの方に、この本を手にして、癒され、実際に誰かにハンドトリートメントをしてあげて欲しいなと思います。