だいの大人ですが、こういう児童向け科学絵本には、大人向けの書籍にはない魅力があって、
ついつい購入してしまいます。
たくさんのふしぎ傑作集は、宝のやま。『ここにも、こけが…』も、コレクションに加えたい!と
強く思える、非常に、いかした本でした。
表紙は、深緑色のこけのじゅうたんに赤や黄色の紅葉した葉っぱが落ちたようす。
頁をめくるにつれ、出るわ出るわ、さまざまなこけ、こけ、こけ。
こんなにたくさん種類があるんだなあ、と思わせられます。
道の、石畳のほんの少しの隙間から顔を出しているところなんか、いじらしくて
思わず笑ってしまいます。
なかには、冬の寒さの中で、何カ月も氷づけになったまま生きるたくましいこけのようすもあります。
ヒカリゴケが幻想的に光るようすも。
植物の脇役のような、しかしうつくしいこけを、十分興味深く紹介してくれている本です。
少し長文の、詳しい説明があるので、児童にとっては、小学3年生くらいからなら、
興味を持って読める本だと思います。
日常のなかにひそむ自然のふしぎにスポットを当てた、良書です。