自分は結構いい年になってきたので、最近の音楽情勢(特にチャート情勢は全く分からない)、ベスト10にランクされる曲の8曲程度知らない有様で、21世紀に入ってから時計の針が止まってしまった感じだけど、そのような中で彼らの曲には私の琴線に触れる何かがある。80年代90年代の間でも邦楽の質は変わったが、2000年代に入って更に変わってしまった。或る人がこんな事を言っていた「80、90年代で培われたメロディーが21世紀で崩壊した」と。良くも悪くもそのメロディーに飽きがきたのだと。。それは結構的を得ていると自分は思った。今のティーンから言わせれば「それはあんたの感性がおっさんになったからだ」と批判されるかもしれないが、少なくともコブクロには、その脈々と継がれている邦楽の美しいメロディーが生きていると思う。
19やゆずの「フォークリバイバル」に便乗できた幸運もあったかもしれないが、路上弾語りから叩き上げの力強さを感じる。けれど力まずに自然なまま、飾らずに歌い上げているのが彼らの雰囲気そのものから感じるし、歌詞に使われるフレーズでも日本語の魅力を節々で感じる。
それと個人的な事ですが、私は楽器を弾きます。最近の邦楽はほとんど打ちこみ系のPC合成音だらけ。。特に耳につくのがドラムの合成音、あれがどうにも堪えられない。。コブクロも勿論それらの恩恵を多少は受けているのだろうけど、路上出身だけありアコースティックギターを手放さないというのが私の中で極めて重要な位置を占めている。生楽器の存在って、とても大切なポイントだと思います。
断言はできないけど、彼らは一過性で消える歌手では無いと思う。おそらく何十年と活躍できるだけの世代を超えた普遍的なメロディーと日本人だからこそ感じられる緩やかな雰囲気を持っている。