病院によって、どういう処置がどういう比率でなされているかがかなり違うこと、
病院の方針や考え方は病院しだいで全然違うんだということを、見比べてわかる
ようになっています。
会陰切開率とか、逆子の経膣分娩とか、VBACだけでなく、薬剤の使用について
や入院中の食事内容、母乳指導の内容などについても記載があります。
気になったのは、「母乳マッサージをしてくれた」という欄。
これは産婦さんへのアンケートの質問条項なのですが、いかにも母乳マッサージ
をする産院がよくて、そうでない産院がよくないというようなフィルターがかった
質問のように感じました。(産婦さん自身もそのように思っているのでしょうが)
母乳マッサージというサービスの提供の有無は、その産院が母乳に熱心かどうかの
指標にはならないと思うのですが・・・。
母乳マッサージを提供する病院でも、ルーチンでミルクを足すことや哺乳瓶の使用
には無頓着だったりしますし、母乳マッサージをしない病院が最先端の母乳の科学
を駆使した病院である場合もあります。
母乳マッサージは母乳の出をよくするために必須のものではなく、入院中はマッサージ
よりももっともっと重要なことが沢山あるのですから・・・。
また、次にもし最新版が出るようなら、そのときにはぜひ、病院側への調査内容として
「IBCLCの有資格者の有無・人数」を聞いていただきたいです。
この質問により、母乳に熱心な施設かどうかが明白にわかると思いますし、妊産婦
としても、入院中に母乳について疑問を持ったり困ったとき、IBCLCのスタッフを
呼んでもらえば解決するはずだからです。
私は、妊娠がわかったときにすぐこの本を手に取りましたが、IBCLCについては
不明でしたので、自分でいろんな産院に電話をかけまくり、この質問をしました。
中には「IBCLC??」とわかっていない産院もありましたが、そういう産院は論外
だなと判断して産院を選びました。
ここまで取材してあってサッと見比べることのできる本は他にないので、ぜひ次の版、
また次の版と継続していってほしいです。
産院も閉院や開院の移り変わりが激しいので・・・。
結局、私が選んだ産院は、2010年にできたばかりの新しいところで、この本には載って
いないので、次号で掲載されるのを楽しみにしています。